世界が報じた日本

9月24日~30日

平成26年9月30日

 最近の海外主要メディアにおける日本関連報道の中からいくつか紹介いたします。メディア側から予め承認が得られたものの中から選んで掲載しています。転載・複製を禁じます。詳細はリンクから原文をご参照願います。

掲載日:

26日付:

媒体名(国名):

ニューヨーク・タイムズ紙(米)

執筆者(発信地):

リック・グラッドストン記者(ニューヨーク発)

 25日,安倍総理は,政権の軍国的傾向に対する一部アジア太平洋諸国の根深い怒りに対応すべく,国連訪問の機会を利用して「ウォー・カルチャー」を否定し,特に日本の戦時中の残虐行為の記憶が表面化しやすい中国,韓国をはじめとする隣国との関係を改善する願望を表明した。過去数年の間にアジア太平洋地域をはじめ何十人という各国指導者に会っているが,その中に中国の習近平国家主席と韓国の朴槿恵大統領が含まれていないことが目につく。国連総会での演説では,第二次世界大戦における敗北以来,日本が平和的国家であったことを強調した。「日本とは,これまで,今,この先とも,積極的な平和の推進力である。しかも人の心から「ウォー・カルチャー」をなくそうとし,労を惜しまぬ国であると,まずはそう申し上げ,約束としましょう。」と述べた。安倍氏は,国連が創設された1945年の戦後秩序は時代遅れになっていることを踏まえ,国連総会演説で,日本は国連安全保障理事会の常任理事国になることを望んでいると改めて述べた。

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