世界が報じた日本

7月23日~29日

平成26年7月29日

掲載日:

29日付:

紙面(国名):

インターナショナル・ニューヨーク・タイムズ紙アジア版(米)

執筆者・掲載欄・発信地:

社説

 経済において女性が「輝く」ことが安倍総理の成長政策の重要な部分だ。管理職の地位で男女平等が進むと,経済成長を促す労働力において女性の参加率が上昇するかどうかは分からない。日本の女性は出世できないから仕事を離れるのではなく,長時間労働と家事を両立するのが大変だからであり,10人中1人だけが管理職に昇進したいと述べる。安倍総理はまず女性に仕事に参加するよう説得することが主要課題だ。一つには日本の文化的要因もあり,20代から40代の10人中4人が女性の居場所は家であると思っている。これは他国でもあまり変わりはない。2013年のピュー・リサーチ調査によると,米国の母親はお金が必要だから働いている。これが日本には当てはまらないならば,もっと女性を日本経済に参加させるために,仕事をすること自体が良いことであると説得することが安倍総理の課題だ。

掲載日:

28日付:

紙面(国名):

エクスプレス紙(トリニダード・トバゴ)

執筆者・掲載欄・発信地:

総理書面インタビュー

 私は,日本とカリコムには物理的な距離を超越した共通の親和性がある。カリコム各国首脳との対話を通じて,この絆を確認し,強化したい。日本は今後とも,持続的発展と脆弱性克服に向けた支援を行っていく。日本の投資は,人材育成,技術革新等を通じて地域にも貢献するwin-winの関係だ。経済の持続的発展も,ルールに基づく国際社会の平和と安定があって初めて実現する。海洋境界の平和裡な合意の経験を有するカリコム諸国からも多くを学ぶべきだと思う。日本とカリコム諸国は,世界における平和と安定の灯火として,持続的発展に向け連携し,国民間の善意の絆を強化し,グローバルなパートナーとして国際社会の安定と繁栄のために歩んでいきたい。

掲載日:

25日付:

紙面(国名):

エクセルシオル紙(メキシコ)

執筆者・掲載欄・発信地:

 安倍総理は,日墨の長きにわたる友好関係は,大きく変動する国際場裡における連帯を深めるとともに両国を戦略的グローバル・パートナーたらしめるものであると述べた。安倍総理は,初のメキシコ公式訪問を前にした本紙へのインタビューの中で,「日本とメキシコは400年以上前から友好・信頼関係を享受している。」と強調した。本日より中南米5か国を10日間にわたり訪問する安倍総理は,日墨の経済関係は,「世界をリードするバリュー・チェーン」を通し,「かつてないほど統合されている。」と述べた。安倍総理は,「雇用創出や技術移転を通じ,『共に成長する』日墨経済関係を今後とも強化する。」と強調した。また安倍総理は,「互恵的な関係を中南米各国で築いていく」旨表明し,日本の太平洋同盟及び右同盟への協力に対する関心を強調した。

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