世界が報じた日本

12月3日~12月9日

平成26年12月12日
 最近の海外主要メディアにおける日本関連報道の中からいくつか紹介いたします。メディア側から予め承認が得られたものの中から選んで掲載しています。転載・複製を禁じます。詳細はリンクから原文をご参照願います。

掲載日:

11月30日付:

媒体名(国名):

マイアミ・ヘラルド紙(米)

執筆者(発信地):

ミミ・ホワイトフィールド記者

 安倍首相によるメキシコ及びブラジルへの訪問は、日本の総理大臣としては過去10年間で初めての2国間訪問であり、またチリへの日本の総理大臣の訪問は1996年以来であった。また、トリニダード・トバゴへの訪問は日本の総理大臣として初めてで、コロンビアは、日本の総理大臣として初の公式訪問だった。安倍首相の世界歴訪はラテンアメリカに限ったことではない。2012年12月の就任以来、安倍首相が訪問した国は50カ国を数え、歴代総理大臣の中でも最多である。とはいえ、日本においてラテンアメリカ地域への関心が増大していることは確かである。外務省中南米局の小林課長は「外遊中、ラテンアメリカに日本が戻ってきた感じがするとの声が聞かれた」と述べた。伊藤国際報道官はマイアミ・ヘラルド紙とのインタビューにおいて,「安倍首相のラテンアメリカ訪問は、同地域における中国の影響力増大を牽制するものではなく、同地域における政治的、戦略的及び経済的パートナーシップ関係を強化したいという日本の願望を反映したものである。中国は(日本にとって)ライバルかも知れないが、(中国は)日本にとって最大の貿易相手国でもあり、日本企業は中国において1,400万人の雇用を創出している」と述べた。

掲載日:

5日付:

媒体名(国名):

グローブ・アンド・メール紙(カナダ)

執筆者(発信地):

ブライアン・ミルナー記者

 無印良品は、その型破りなノーブランド精神とシンプルで高いデザイン性や実用性のある生活用品、衣料品、文房具の他、数えきれない程の商品を提供し、幅広い支持を得ることに成功した。世界進出に関しても大胆に店舗拡大を進めている。同社は今後数年間で現在255ある海外店舗を444店舗まで拡大する予定でいる。売上の大半は中国を含めた急成長しているアジア市場から来るものと見込んでいる。日本では、今年4月の消費増税の影響により上半期の売上は5.4%上昇にとどまった。日本国内市場においては厳しい現実に直面しているが、同社は店舗拡大を進めており、海外での売上は右肩上がりだ。現在、海外店舗で販売している商品はアジアで製造されているが、将来は店舗がある地域毎に地元の材料を使い、さらに製造も行うことを目指している。

世界が報じた日本へ戻る