カナダ

令和3年2月15日
2月15日(カナダ時間)、ガルノー・カナダ外相が主催し、「二国間関係における恣意的拘束の利用に反対する宣言」(英文(PDF) / 和文要旨(PDF))の対外発表行事が行われたところ、概要は以下のとおりです。

1 2月15日現在、計59の国・機関(カナダ、EUを含む。支持国一覧(PDF))が当該宣言を支持し、日本・米国・英国・ドイツ・オーストラリア・EU・カナダの外相を含む計48の国・機関の外相等が、ライブ又はビデオ・メッセージを通じて出席しました。

2 ガルノー・カナダ外相は、57か国及びEUの支持に感謝、国際社会の連帯のモメンタムを創出できた、カナダは国連やG7等の多国間フォーラムにおいて協働していく旨発言しました。

3 各出席者は、恣意的拘束が国際規範に違反しており受け入れられないこと、また、国際社会が協働する重要性について発言しました。主な外国要人の発言要旨は以下のとおりです。

(1)ブリンケン米国務長官:恣意的拘束は国際社会にとって全く受け入れられないことを明確なメッセージとして発するべき時が来た。人命は交渉材料ではなく、人権であり法の支配。我々はそのためにともに立ち上がる。
(2)ラーブ英外相:外国籍及び二重国籍者の恣意的拘束の利用に反対するため、国際社会は協働すべき。イランで拘束中の二重国籍者の速やかな解放について英国は継続して働きかけてきている。
(3)マース独外相:今後、情報共有の強化が鍵となる。各国が一層緊密に連携することが重要。ベスト・プラクティスを共有すれば、教訓を活かすことができる。
(4)ペイン豪外相:国際社会のパートナーとともに、恣意的拘束に対して継続して取り組んでいく。
(5)ボレルEU外務・安全保障政策上級代表:多くの人々が世界中で、デュープロセスのないまま、根拠のない政治的な嫌疑により拘束・逮捕されており、EUとして非難したい。

4 なお、茂木大臣は、ビデオ・メッセージ(英文(PDF) / 和文仮訳(PDF) / 動画)を通じて出席し、当該宣言を支持しました。 (茂木外務大臣のビデオ・メッセージは1:16:32より閲覧可能です。)

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