カナダ
日加首脳電話会談
平成30年3月6日
本6日午前11時05分から約40分間,安倍晋三内閣総理大臣は,ジャスティン・トルドー・カナダ首相(The Right Honourable Justin Trudeau, Prime Minister of Canada)と電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- トルドー首相から,TPP署名を前に安倍総理大臣のこれまでのリーダーシップを高く評価する旨の発言がありました。これに対し,安倍総理大臣から,カナダのTPP参加は大変心強い旨述べました。両首脳は,TPP署名後も引き続き緊密に連携し,自由貿易圏の拡大に向けて共に取り組むことで一致しました。
- 北朝鮮に関し,安倍総理大臣から,南北対話が進んでいるが,北朝鮮の「微笑み」外交に目を奪われて北朝鮮への圧力強化の方針からぶれてはならない,「瀬取り」を含めた制裁回避への対応でもカナダと連携したい,G7シャルルボワ・サミットでも北朝鮮の非核化に向けて力強いメッセージを発出したい旨述べました。これに対し,トルドー首相から,北朝鮮問題は重要な課題であり,G7で議論を行いたい旨述べました。また,両首脳は,G7サミットの成功に向けて引き続き連携していくことで一致しました。
- 両首脳は,米国通商拡大法第232条に基づく鉄鋼及びアルミニウムの輸入に関する調査を含む貿易に関するその他の事項についても意見交換を行い,引き続き連絡を密にしていくことを確認しました。