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在アメリカ合衆国日本国大使館所属 小久保 洸希さん

平成30年7月26日
プロフィール:これまでの所属先
平成26年入省
平成26年大臣官房在外公館課
平成28年在英国日本国大使館
平成29年在アメリカ合衆国日本国大使館

Q1 出身地を教えてください。出身地のアピールもお願いします!

 生まれも育ちも愛知県です。静岡県との県境に位置する豊橋市の出身で,伝統的工芸品にも登録されている豊橋筆や市内各地の神社等で奉納・披露される手筒花火が有名です。

Q2 現在の所属課と所属班,主な業務を教えてください。

 在アメリカ合衆国日本国大使館の営繕班に所属しています。外務省営繕技官の在外における主な業務の一つである,在外公館の建物等施設の維持・管理を行っています。施設各所で発生した不具合等の修繕や,老朽化した設備のシステム更新等の対応が主な業務です。他の在外公館と比べて特異な点としては,大使館事務所・在外公館長の住まいである公邸が非常に大規模である点,同じく国の保有する財産で維持・管理の対象である国有宿舎を14戸有する点が挙げられます。

Q3 仕事をしていてやりがいを感じるときはどんな時ですか?

 修繕を実施した際に感謝をされる時が一番充実感を覚えます。必ずしも大きな規模の工事とは限りませんが,宿舎におけるライフラインの修繕等は利用者の生活に直結しているため,重要性は高くやりがいを感じる仕事です。
 一方で通常人の目に触れない設備の更新等は,施設の基本的な設備である場合も多く,問題なく動く状態を維持し続ける必要があります。人の目に触れないため感謝こそされにくいものの,工事の規模が大きいので,無事完了した際は安堵とともに大きなやりがいを感じています。

Q4 今まで仕事をしていて印象に残っている出来事はなんですか?

 総理大臣等要人の外国訪問受け入れ対応の業務はいつも印象的です。こういった業務は非常に多くの人手が必要となり,営繕担当の技官も業務に携わります。所属している公館で受け入れる場合も,他の公館で受け入れるために出張し業務にあたる場合もありますが,どちらも非常に短期間で集中的に多くの作業が行われます。受け入れ準備のため人が集まり,短い期間に大きな熱量で一つのことに取り組む様子は,表現しがたい充実感があります。

Q5 一緒に働いている先輩や上司の尊敬できるところはどんなところですか?

 的確にトラブルシューティングにあたる姿はとても尊敬しています。私自身は非常に落ち着きがなく,トラブル等に見舞われると慌てふためいてしまうというのが常です。在外公館における修繕工事は,基本的に利用者が使用している状況で行われるため,不測の事態が発生した際,利用者からの不満に直結するということが往々にしてあります。そういった事態に直面しても落ち着いて的確な説明をし対応する姿は,私自身にも求められていることなのだと考えています。

Q6 興味のある(赴任したい)国や地域はどこですか?またその理由はなんですか?

 行くことができる場所であればどこへでも行きたいと考えています。営繕技官の配置先は,新しく大使館の施設等を建設する際や大規模な改修工事など具体的な案件がある公館か,広域担当として各地域の比較的大きな公館に配属されることが多いです。また,若手が配置されうるポストはさらに絞られることになります。したがって,自ずとその時々に動いている案件次第で赴任先は決まってきてしまうというのが実情です。

Q7 休日の主な過ごしかたを教えてください!

(写真1)大使館の忘年会でサキソフォンを披露しました。 大使館の忘年会でサキソフォンを披露しました。
(写真2)忘年会で一緒に演奏した大使館のメンバーと 忘年会で一緒に演奏した大使館のメンバーと

 中学生の頃から続けているサキソフォンの練習をしたりしています。先日も,大使館の忘年会で他の館員の方々と余興として演奏をさせていただきました。その際は,ビートルズのPlease Please Me,ジョン・デンバーのTake Me Home, Country Roads,ビリー・ジョエルのNew York State of Mindに参加させていただきました。海外に出て演奏の機会を得ることは(特に私のように上手くもないアマチュアの場合は)とても難しいことだと思っていましたので,発表の場を得られたことはとてもうれしく,楽しませていただきました。

Q8 外務省を目指している後輩に一言お願いします!

 在外公館課営繕室では,建築・機械・電気の分野の方々を営繕技官として採用を行っております。この分野に興味がある方々でこのページをご覧の方は,最大の難関である”外務省に採用枠があることを知る”というポイントをクリア済みです。そのまま扉をたたいていただければと思います。皆様と一緒に仕事ができる日を楽しみにお待ちしております。また,ぜひこの分野に興味があるお知り合いにもこのページをご紹介いただければ幸いです。

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