採用情報
外務省の先輩職員インタビュー
在エジプト大使館所属 亀山 恒彦さん

平成5年 | 入省 |
平成5年 | 大臣官房在外公館課 |
平成7年 | 在連合王国日本国大使館(現在英国日本国大使館) |
平成9年 | 在ポーランド日本国大使館 |
平成13年 | 大臣官房在外公館課 |
平成16年 | 在ロシア日本国大使館 |
平成20年 | 大臣官房在外公館課 |
平成22年 | 防衛省(沖縄防衛局) |
平成24年 | 在フランス日本国大使館 |
平成28年 | 在エジプト日本国大使館 |
Q1 出身地を教えてください。出身地のアピールもお願いします!
東京都東村山市です。「となりのトトロ」の舞台となった「トトロの森」が狭山丘陵にあり,子供の頃はカブトムシやザリガニを捕りに行きました。外務省での国内勤務は東京にある本省だけですが,他省庁に出向した時は「エイサー」で有名な沖縄市に住んだこともあります。
Q2 現在の所属と担当業務を教えてください。

カイロにある在エジプト日本国大使館で外務省営繕技官採用として営繕業務(大使館施設の維持管理,運営及び修繕等)を担当しています。また広域担当官として中東地域を中心に東はイラン,南は南スーダン,西はモロッコ,北はトルコにある在外公館の営繕業務の支援を行っています。広域担当官の主な業務は担当公館へ出張し,施設の状況を把握し,必要な措置を提案することです。昨年度は11公館へ出張する機会がありました。
Q3 今までに担当した仕事で印象に残っていることや大変だったこと,やりがいを感じたことを教えてください。
過去に携わった在外公館を新たに建設する新営工事に強い印象があります。在外公館は海外において「日本の顔」であり,海外にいる日本人にとっては緊急事態時等の「最後の砦」となる施設です。自然環境,社会環境,インフラ事情及び建設事情が様々に異なる海外での新営工事は,日本国内とその国の基準・仕様や施工方法が異なるため数々の調整が必要となります。また外国での各種申請手続きは煩雑となるケースが多く,こちらが思うように手続きが進みませんでした。在外公館の新営工事は,「敵地に城を築く」と言っても過言ではなく,困難に直面することが多々あり苦労することばかりでしたが,建物が竣工した際は,何ものにも代え難い達成感がありました。
Q4 休日の過ごし方を教えてください。
週末は仕事以上に多忙な休日を過ごしています。先ず金曜日は朝7時に子供達を体操教室へ連れて行き,終了後は乗馬教室へ連れて行きます。その後,家族でゴルフに出かけることもあります。土曜日は朝から子供達をサッカー教室へ連れて行き,夕方は私が監督を務める大使館ソフトボールチームの練習を行います。また,平日は週に1~2回,夜8時から日本人有志チームとエジプト駐在のアメリカ人チームとソフトボールの試合があり,私の体から筋肉痛が消えることはありません。
((注)在エジプト大使館の週休日は金,土曜日)
- 昨秋,在エジプト日本人会のソフトボール大会で優勝
表彰状授与後 - 監督として胴上げ
- エジプト南部アスワンへ旅行
- エジプト紅海沿いへの旅行
(船上にて。この後シュノーケリング)
Q5 外務省を目指している後輩にむけて外務省の魅力を語ってください!
外務省の勤務は,海外での勤務に大きな特色があります。国内での勤務に比べ,少ない人員で様々な業務を遂行しなくてはなりません。組織の一員として働く際に要求される協調性や調整能力に加え,担当官として状況を的確に把握し,最善の対応策を練り上げ,速やかに実行する必要があり,各担当官が持つ能力を存分に発揮することが求められます。これまでの経験で培った知識や経験を基に判断する機会や臨機応変に対応する場面が多くあり,担当官としての責任も大きくなりますが,求められる成果が出た際の達成感はひとしおです。