採用情報
外務省の先輩職員インタビュー
情報通信課所属 尾島 幸弘さん(情報通信専門官)

平成5年 | 入省 |
平成5年 | 大臣官房電信課 |
平成10年 | 在インド日本国大使館 |
平成14年 | 在メキシコ日本国大使館 |
平成16年 | 在クウェート日本国大使館 兼在サマーワ外務省連絡事務所(イラク共和国) |
平成17年 | 在フィリピン日本国大使館 |
平成20年 | 大臣官房情報通信課 |
Q1 出身地を教えてください。出身地のアピールもお願いします!
私の生まれた新潟県五泉市(旧中蒲原郡村松町)は,三方を高い山に囲まれた城下町で,空気も水も鯉やメダカも美味しいところです(えっ!? 鯉やメダカが美味しい?)。
Q2 現在の所属と担当業務を教えてください。

外務省の技術系職員として大臣官房情報通信課に所属し,外務本省と世界各国の在外公館との間で外交情報のやりとりを行う外交通信ネットワークシステムの開発を担当しています。また,情報通信課は,外交通信システムの開発だけでなく,24時間365日いつでも外交情報の伝達ができるよう,システムの運用・維持管理を行うことで日本外交を支える重要な任務を担っています。
Q3 今までに担当した仕事で印象に残っていることや大変だったこと,やりがいを感じたことを教えてください。

世界各地に約223(2018年4月時点)の日本の在外公館がありますが,世界中には電源が不安定な国,電話回線やインターネット通信が不安定な地域など,様々な国や地域もあり,これらの国や地域に所在する在外公館においても安定した外交通信が行えるシステムを開発し,これを全ての在外公館に整備するために,担当者は一丸となって数年がかりで取り組みます。特に,在外公館でのシステム整備は,普段の日本の生活では考えられないような障害が発生することもあり困難も多いですが,このように世界規模の大きな システムを完成させた時は,他では味わえない達成感を覚えます。
外交の最前線という表舞台には出ない仕事ですが,「どうしたら効率良く外交活動ができるだろう」と常に考え,形にしていくことは,円滑な外交活動を遂行するためには欠かせない仕事だと思っています。
Q4 休日の過ごし方を教えてください。


茨城県は筑波山の近辺で,夏はオートバイに乗って山の中を散策したり,冬は自宅の薪ストーブに使うため,木を伐採して薪作りをしたり,また,子供と一緒に霞ヶ浦(茨城県)で魚釣りを楽しんだりと,普段は霞が関でのデスクワークが多いので,その反動か,休日は野外で身体を動かしていることが多いです。仕事をする時は仕事に集中し,休日は仕事を離れて思いっきり楽しむ。どんなに忙しくても,ONとOFFをパッと切り替えることが大切ですね。
Q5 外務省を目指している後輩にむけて外務省の魅力を語ってください!

外務省が日々絶え間なく行っている外交活動も,裏方がしっかりしていなければ円滑に行うことはできません。
そのため,常に新しい情報通信技術やサイバーセキュリティ技術を分析・活用することで,より速く,より確実に,より安全な外交情報の伝達ができるよう日々考えています。
外務省が,世界各地で日々絶え間なく行っている外交活動に欠かせない外交通信システムの開発や維持・運用は,他では経験できないと思います。あなたも,日本外交を支える外交通信分野で活躍してみませんか。