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在ロサンゼルス日本国総領事館所属 清水 恒志さん(会計専門官)

平成30年7月26日
(写真1)在ロサンゼルス日本国総領事館所属 清水 恒志さん
プロフィール:これまでの所属先
平成元年入省
平成元年大臣官房国際報道課
平成5年在アメリカ合衆国日本国大使館
平成8年在タンザニア日本国大使館
平成11年在ヴァチカン日本国大使館
平成14年大臣官房在外公館課
平成18年綜合警備保障株式会社(官民交流)
平成20年在英国日本国大使館
平成24年在中華人民共和国日本国大使館
平成27年在ロサンゼルス日本国総領事館

Q1 出身地を教えてください。出身地のアピールもお願いします!

 長野県の安曇野出身です。北アルプスの麓,田園風景やわさび田で有名です。

Q2 現在の所属と担当業務を教えてください。

 在ロサンゼルス日本国総領事館で官房班長として,主に会計業務や通信業務,現地職員の人事労務管理,国有の財産である建物や物品の管理といった仕事を担当するスタッフを統括する役割を担っています。
 また,会計広域担当官として,北米西部に所在する8つの総領事館及び2つの事務所の会計経理業務を指導する役割を与えられており,各総領事館や事務所の会計担当官が集まる会議を主催したり,実地指導や応援のために出張する機会も少なくありません。

Q3 今までに担当した仕事で印象に残っていることや大変だったこと,やりがいを感じたことを教えてください。

 世界中,在外公館があるところ,必ず官房業務や,会計業務が発生します。本省に勤務していた時期を含め,会計業務の指導・調査・応援,日本の総理大臣等要人の外国訪問受入れのための応援といった目的で,これまで30近い国や地域に出張しました。
 この中で特に印象に残っているのは,イラクの大使館事務所立ち上げのため,戦争直後でまだ商用フライトも運航していない中,国連機(国連が運航する飛行機)を利用してバグダッド入りしたことです。新しい事務所で必要となる備品を購入するために,インフレで価値の下がった大量の札束を手に,現地の小売商店と値段交渉をしたりしました。治安は良くありませんでしたが,与えられた責任の大きさと使命感から,大変なやりがいを感じました。
 また,官民交流法(民間企業と国の機関との間で人事交流を行う制度)の下で,民間企業に2年間出向したことも良い経験でした。それまでは,予算を「使う」という意識が強かったように思いますが,民間企業で利益を得るということがどれほど大変かを知ることができましたし,何より「コスト意識」という当たり前のことを改めて意識するようになりました。

Q4 休日の過ごし方を教えてください。

(画像2)在ロサンゼルス日本国総領事館が入っているビル 在ロサンゼルス日本国総領事館が
入っているビル
(画像3)近くの海でボディーボードを楽しみます 近くの海でボディーボードを楽しみます

 自宅からビーチまで車で5分ほどなので,休日は家族と一緒に散歩やサイクリング,ボディーボードをしたりしています。また,ロサンゼルスは全米第2位の大都市ですから,プロスポーツのチームも多くNFLやNBAの試合を観たり,美術館や博物館を巡ったり,コンサートに行くこともあります。土日を使ってサンフランシスコやラスベガスにドライブすることも。休日を過ごす環境としては,これまで勤務した都市の中でも最高の場所です。

Q5 外務省を目指している後輩にむけて外務省の魅力を語ってください!

 外務省職員は,採用試験区分にかかわらず,在外公館で勤務することが求められます。特に勤務する職員が少人数の公館では,大規模な事件や事故が発生すると,担当分野は全く関係なく,スタッフ全員で分担して対応しなければなりません。
 ですから,まずは外務省職員として必要とされる一般知識をできるだけ幅広く学ぶ必要があります。自ら積極的に学ぼうとすれば,上司や先輩は,親身になって様々な経験や知識を教えてくれるでしょう。同時に,総務,領事,通信,会計といった専門性を高めることも,あるいは,語学や他の専門分野の知識を身につけて外交の第一線で活躍することも出来ます。外務省は,本人の意欲と努力次第で様々な活躍の場面と機会を得ることができる職場だということです。
 あなたが将来してみたいと思う分野の仕事が,外務省には必ずあります!

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