採用情報
外務省の先輩職員インタビュー
在スーダン日本国大使館所属 広田 大貴さん

平成31年 | 入省 |
平成31年 | 経済局政策課 |
令和3年 | 在スーダン日本国大使館 |
Q1 出身地を教えてください。出身地のアピールもお願いします!
愛知県名古屋市出身です。名古屋には「味噌カツ」や「手羽先」、「天むす」や「小倉トースト」といった地域独特のメニューがあります。これらは総称して「なごやめし」と呼ばれ、飲食店はもちろんのこと、家庭でも広く愛されている名古屋独自の食文化です。辛さの中に旨みもある「台湾ラーメン」は、学生時代によく食べていた思い出のなごやめしで、部活の友人達との思い出の味です。この他にも様々な「なごやめし」があるので、お気に入りのものを見つけていただけると嬉しいです。
Q2 現在の所属公館(国名)と担当業務を教えてください。

アフリカの在スーダン日本国大使館で勤務しています。通信業務と会計業務を担当しております。
Q3 現在(もしくは今までに)赴任した国で生活習慣やその他驚いたことを教えてください。


初めての赴任地が現在のスーダンです。赴任前は危険な場所なのかと不安を抱いていましたが、実際生活してみると印象が180度変わりました。現地の人々は温厚で優しく、親切な方がほとんどです。複数人で食事をすることが多く、街を歩いていると、食事中のグループから「一緒に食べないか」とお誘いいただくことがあります。エジプトの南に位置する国で、年中砂っぽいので、窓を閉め切っていたとしても家の中に砂が侵入してきます。週に何度も床の水拭きをしていますが、それでも翌日には元通りです(笑)。常に乾燥していることもあり、洗濯物は干してから約1時間で乾いてしまいます。
Q4 今までに担当した仕事で印象に残っていることや大変だったこと、やりがいを感じたことを教えてください。
2019年の11月。G20外相会合にかかるサブロジ要員として、初めての出張先が地元・名古屋市だったことは強く印象に残っています。メディアで報道されるのは実際の会合の様子だけとなることが多いですが、会合を裏方として準備し支える立場を経験させていただき、ひとつの会合を開催するのにどれほどの仕事、どれほどの人員が割かれているのかを知ることができ、貴重な経験となりました。会合の中で愛知県内の高校生の皆さんがスピーチする場面が設けられ、彼らの姿に勇気をもらえ感動しました。
Q5 休日の主な過ごし方を教えてください。


イスラム教を信仰されている方が大半の国なので、休館日は金曜日と土曜日です。金曜日の昼過ぎには集団礼拝があり、午前中でシャッターを閉めるお店がほとんどなので、スーパーへの買い出しは金曜日の早朝に行っています。夕方、涼しくなってきたら、近くのナイル川で小舟に乗って夕日を見たり、地元の大学生とサッカーしたり、館員と食事に行ったりします。世界中にいる同期のみんなとグループ通話をすると、それぞれの地域の情報を共有し合えることはもちろんのこと、朝一で寝起きの人がいたり、ランチタイムの人がいたり、深夜でとても眠そうな人がいたりで結構盛り上がります。
Q6 外務省を目指している後輩にむけて外務省の魅力を語ってください!
頻繁な人事異動は魅力のひとつだと考えます。同じ部署(在外公館であれば国)に留まり続けることなく、数年に一度ごとに所属異動があるので、新たな業務(国であれば文化や風習)を経験できるのは中々面白いのではないでしょうか。私も人生初めてのアフリカ生活で、日本では当たり前にできていたことがそうではなくなり、毎日ありがたみを感じています。こういった経験ができているのも外務省に入ったからこそだと思いますし、入って良かったと心から言えます。