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平成29年12月15日
(写真1)インターン座談会(2017年9月14日)
(写真2)インターン座談会(2017年9月14日)

参加者紹介

稲垣日菜子(慶應義塾大学看護医療学部三年)
国際協力局国際保健政策室
寺尾昌人(東京大学教養学部文科一類二年)
中東アフリカ局中東第一課
新實舞美(上智大学外国語学部英語学科二年)
南部アジア部南西アジア課
  • 寺尾:お疲れ様です。それでは始めましょうか。じゃあまず、なぜ皆さん今回このインターンに参加しようと思ったんですか。

志望動機

  • 新實:私は留学経験から海外の方と日本をつなぐことができる仕事に就きたいと以前から考えており、その中の一つの選択肢が外務省でした。大学で開催された外務省専門職セミナーに参加し、そこで大臣官房総務課事務官から、「外交官は人と人とのつながりが大切である。」と伺い、実際にどのように仕事をされているのか学びたいと思い応募しました。また、大学のサークル活動の一環として毎年カンボジアの子供たちに英語を教えに行くのですが、そこで教育水準の低さ、貧困を感じたことからアジアに興味を持ち、今回南西アジア課に応募しました。
  • 稲垣:私はもともと国際保健に強い関心があり、将来は医療の届かない途上国における子ども達の健康改善に関わることを志しておりまして、いつかは政府機関や国連機関において国際保健におけるマネジメントに関わることができたらいいなと考えておりました。その中で、外務省では「日本」という立場でどのようにして諸外国や国際機関・民間セクターと協働しながら国際保健における政策を動かしているのかを学びたいと思い、今回、国際保健政策室でのインターンに応募させて頂きました。
    寺尾さんは?
  • 寺尾:私の場合、もともと外務省というのは将来の選択肢の大きな一つでした。ただ、外務省の業務内容として、大雑把に日本の外交を担当しているということはなんとなく理解していたものの、実際に職員の方々が具体的に日々どのような仕事をしてどのように過ごされているのか、といった実務的な部分に関しては何もわかっておらず、自分の具体的かつ明確な将来像も描けないまま社会人になるのも何か違うだろうと思い、それを得るために応募させていただきました。また、それと同時に自分の適性を確かめたいという気持ちもありました。
  • 新實:なるほど。実際やってみて、何か変わりましたか?

インターンを実際にやってみて何が変わったか

  • 稲垣:私は、簡潔に言うと国際保健における政策というものの捉え方が変わりました。
  • 寺尾:というのは?
  • 稲垣:先ほどの志望動機でも少しお話させて頂いたのですが、今回のインターンを通して、日本という立場でどのように国際保健における政策を動かしているのか実体験を以て学ばせて頂くことができたおかげで、なんと言うか、国際保健における政策というものを単独の課題としてではなく、広く外交や国際社会の中に存在する一課題として捉えるようになった気が致します。これが一番の大きな変化ですかね。
  • 新實:なるほど。私は総理のインド訪問の時期と重なっていたこともあり、インドの情勢やその国に関係する地域機構について詳しく調べ始めました。そして徐々に南西アジア、インドに興味を持つようになりましたね。以前までは自分の将来について漠然と考えていましたが、今後の方向性を決めることができました。また、変わったというよりも、学生である今のうちに国際情勢に関する知識を得ることが大切だと実感し、今後よりいっそう勉学に励みたいと思いました。
  • 寺尾:私の場合、何か変わったかというよりは、自分が今回インターンに参加した目的である「外務省の実務を知る」ということが大いに達成されたため、本当に参加してよかったと思っています。
  • 稲垣:おお。というのは?
  • 寺尾:というのも、普段社会人の先輩からお仕事の話を伺うことはあっても、学生ではやはりなかなか実際の仕事風景というものが想像できないんです。想像しても、やはり想像の域を超えないというか。そういった中で、2週間にわたり外務省の職員の方々がお仕事に励まれる姿を文字通り目の当たりにできたことは、自分の将来を構想する上で本当に有益な経験になったと思います。それに加えて、社会人に必要なスキルもわかった気がして、それを今分かっておけばこれからの学生生活も目的というか、アウトプットが頭の隅に見えるために主体的になれると思うので、そうした面でも学ぶものが多く、参加して良かったです。例えば、言語等はやはり今の内からやっておくに越したことはないなと強く実感しました。
  • 稲垣:なるほど。ちなみに皆さんこの2週間はどのような業務をなさっていたんですか?

業務内容

  • 寺尾:今回一番多くの時間を割いたのが、中東アフリカ局ということで担当していたマグレブ諸国の中の、モロッコ移民による本国への送金に関する情報収集でした。モロッコは世界でも有数の移民数と彼らによる本国への送金額を抱える国で、その送金が本国経済に与える影響が大きいのでそれを調べてました。調べる中で勉強になったのは、フランス語ですね。笑
  • 稲垣・新實:なんでー?笑
  • 寺尾:そう、私も驚いたんですが、モロッコはもともとフランスの植民地だったこともあり、フランス語が公用語ではないものの広く使われている国なので、あらゆるモロッコ関連の情報は日本語よりも英語よりも圧倒的にフランス語で書かれているものが多かったんです。だから情報収集に際しては結構フランス語を使うことが多くて、かといってまだそこまでできるわけじゃないので、電子辞書を片手に必死に資料を読み込んでました。だいぶこの2週間でフランス語の力がついた気がします。笑
  • 稲垣:おお、それは良かったですね!笑
  • 新實:私は環インド洋連合とベンガル湾多分野技術経済協力イニシアティブについての資料作成とプレゼンをすることが担当でした。この二つの地域機構に関する日本語の資料はあまりなかったため、主に英語の記事から情報収集をしていました。どの国が潜在成長力が高いかなどをGDPや地政学的観点から推測し取り組みました。また総理訪印に関する準備では自分ができる範囲での仕事もさせて頂き、とても貴重な経験でした。
  • 稲垣:私は、インターンとしての担当内容が決まっていたというより毎日どんどん新しいお仕事を頂く感じでした。国別開発協力の保健医療分野についてだとか、新規のプロジェクトにおける資料作成だとか。基本的には幅広いジャンルの資料の作成あるいは英訳をしておりました。でも、一番のハイライトはUHCイベント関連のお仕事ですね。あ、UHCってわかりますか?
  • 新實・寺尾:わからないです。何ですか?
  • 稲垣:UHCはユニバーサル・ヘルス・カバレッジの略称です。「全ての人が予防・治療などといった保健医療サービスに、必要なときに支払い可能な費用で受けられる状態」のことです。このUHCの推進は、今までG7伊勢志摩サミットやTICAD VIなどを通じて日本が主導しているものです。
  • 新實・寺尾:おおお。
  • 稲垣:実は来週の国連総会で、そのUHCについて「UHC:万人の健康を通じたSDGsの達成」というサイドイベントを日本政府が主催するんですよ。なので、それに関する色々なお仕事を任せて頂きました!とても貴重な経験だったと思っております。
  • 寺尾:いいですね。課の雰囲気とかはどんな感じだったんですか?

課の雰囲気

  • 稲垣:そうですね、まずお部屋が国際保健政策室だけでなく地球規模課題総括課とも同じ空間だったので開放的な雰囲気があり、かつ各課室の連携の様子も垣間みることができました。国際保健政策室としては、国連総会直前でとても忙しい時期だったこともあり、電話は常に鳴りっぱなしで省員の方々の出入りも頻繁でしたが、室内でのコミュニケーションも活発でとても親しみやすい雰囲気でした。いつも様々な国際機関や世界各国の名前が飛び交い、本当に国際保健における政策を担う中心なのだということを実感致しましたね。あとは、皆様大変お忙しいのにもかかわらず、色々な所へランチに連れて行ったりして下さったのもとても嬉しかったです!
  • 新實:インターンシップが始まった時が一年で一番多忙な時期であり、皆さんとても集中した空気で業務をされていましたね。その中でもお互いを励ましあったり、冗談を言いあったりと、和やかな場面もありました。
    内線をとれば英語で話していたり、他国と直接連絡をとっていたりと、霞が関にあるこの1つの部署でも実際にやっていることはグローバルであり、かっこいいの一言に尽きました。また、女性も最前線で活躍していて、私も将来そのように働きたいと思いました。
    皆さんお忙しいのにもかかわらず、ランチに連れて行ってくださり、そこで直接外務省での仕事について詳しく伺うことができとても勉強になりました。
  • 寺尾:グローバルといえば中東第一課もなかなかグローバルでしたね。地域的に英語、フランス語、アラビア語が聞こえて、さすが外務省だな、と思いました。そうした少し海外のような雰囲気もあって、課の雰囲気としては、常にあっちでは誰かが受話器に向かって話していたり、こっちでは誰かが忙しく席を立って何処かへ行っては帰ってきたりと、活気を感じました。というより、実は今回インターンをさせていただいた時期は、課の方々曰く過去最高に忙しかった時期だったみたいで、というのもちょうど2週間のど真ん中に先月就任された河野大臣の初となる中東歴訪が重なっていて。しかも大臣は就任演説でも5つの大きな指針のうちの1つとして中東政策を挙げるくらい中東を重視していて、そういうこともあって中東第一課の皆さんは本当に忙しそうにされていました。ただ、それほどお忙しい中でも皆さんランチに誘って下さったり、食堂に行こうとしている人に声をかけたら「じゃあ行くか」って外に連れて行って下さったり、本当に職員の方々は親切で優しかったです。ランチの時が一番いろんな話が聞けて楽しかったですね。
  • 稲垣・新實:確かに。ランチが一番いろいろ話せてとても良かったですよね。

最後に…

  • 稲垣:こうやって改めて振り返ってみると、本当にとても貴重な経験をさせて頂けましたよね。今回のインターンで得たことを、各々がそれぞれの形で今後に活かしていけたらいいですね!
  • 新實:本当にそうですね!
  • 寺尾:頑張っていきましょう!!

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