採用情報・ワークライフバランス等

平成26年11月10日
  (左から村橋さん,石川課長補佐,小林さん)
 インターン生の小林明日香さんと村橋さくらさんが,育児と仕事を両立しながら活躍している石川真由美課長補佐にインタビューしました。

Q.1 簡単に今までのご経歴をお話し頂けますか?

 平成13年に入省し,平成15年夏から17年夏まで英国に留学,その後,在英国大使館に平成19年夏まで2年間勤務しました。
 同年夏に帰国し,総合外交政策局国連政策課で2年間勤務し,平成21年夏に内閣官房副長官補室(安全保障・危機管理担当)に出向しました。出向中に第一子を妊娠・出産し,平成23年春に外務省に戻り,国際情報統括官組織の第四国際情報官室に復帰しました。そこで2年弱勤務し,第二子出産のために8ヶ月程度職場を離れ,現在は第二国際情報官室にて育児と両立しながら仕事に取り組んでいます。

Q.2 なぜ,外務省を就職先として選ばれたのですか?

 中学3年から高校3年の約4年間,父親の仕事の都合で海外生活を経験したことがきっかけで,自らの将来において「海外で働く機会が得られる仕事につきたい」,また,結婚退職するのではなく「長く働き続けたい」という2つの希望を抱き,両方を叶える就職先として,「外務省」を志望しました。日本社会において官公庁は民間企業と比べ,出産後も働き続けることができるという観点では,制度面や意識面でも先に進んでいるところがあると思います。
 高校時代を海外で過ごしたので,外交官試験の勉強には大変苦労しましたが,大学入学後早めに勉強を始めたことで,何とか留年せずに間に合わせることができました。

Q.3 出産後の勤務状況について,具体的に教えて頂けますか?

 出産後は子供の面倒を見なければならない点で,どうしても出産前と同じような時間の使い方はできません。時間面での制約をどのようにやりくりするかというのが目下最大の課題です。
 子供の保育園への送迎については,朝の見送りは夫が,夜のお迎えは私が担当するという形で役割分担しています。勤務時間は早出制度を利用し,9時~17時45分でフルタイム勤務をしていますが,毎日18時30分頃まで残業し,19時の子供の迎えに間に合わせるよう駆け足で退庁しています。それでも,平日の勤務時間内で最低限の担当業務すら終わらないことが多々あり,週末出勤して何とか仕事をこなしている状況です。

Q.4 今後キャリアを目指す女子学生に対してなにかアドバイス頂けると嬉しいです!

 出産後は時間的制約がかかることを念頭に,入省後は結婚・出産前に大変な仕事や忙しい部署での勤務を積極的に引き受けるよう心がけ,自分の「仕事の幅」を広げておく,色んな経験を積んでおく,という意識を持つことが重要になろうかと思います。出産等のライフイベントで多少仕事から離れる時期があったとしても,過去に一度でも経験した業務内容等であれば臆することなくチャレンジできると思いますし,その後のキャリアを考えた際にも多様な可能性が残されることになると思います。幸か不幸か女性にしか出産はできませんし,日本社会においては育児は女性が担うものとの考え方があることから,やはり女性職員が出産後に仕事にかけることができる時間は短くなりがちです。そのため,配属先も限られ,任せられる業務も限られてしまうケースが多くあるため,時間的制約を気にせず仕事に打ち込める貴重な時期に精一杯やっておくということをおすすめします。女性だからできない仕事があるというわけではなく,出産前と何も変わらずに仕事に打ち込めるというわけではなくなることを先読みして,貯金を作っておくというイメージです。

Q.5 最後に霞ヶ関における働き方についてお話頂けますか?

 これは自分自身の抱える不安・課題とも関連し,今大きな関心を寄せている分野でもありますが,「霞ヶ関で働く女性有志」の仲間と共に霞ヶ関で働く職員の働き方改革を行おうと,まさに現在活動をしています。先般,「有志」で作成した「持続可能な霞ヶ関に向けて」という提言書を内閣人事局長に提出致しました。提言書の概要・詳細等は内閣人事局のHP他のサイトヘに掲載されているので, できるだけ多くの方に読んで頂きたいと思っています。
 女性に限らず,時間的制約を抱えた職員が業務時間内に「効率的」に働けば,それがしっかりと評価されるような制度構築が必要であると考えており,そのような効率重視の働き方が当たり前となれば,男性職員も含め全職員のワークライフバランスの向上に資することにもなり,組織としての持続可能性も高まります。また,少子化が進み労働人口が減っていく今後の日本社会にとっても効率的な働き方(=生産性向上)は必要不可欠なものであると考えています。例えば,子供のいる職員だけでなく,親の介護に携わる職員が増えてくる可能性が高まることが予想されている今,時間的制約の問題は女性に特有の問題ではないとも言えます。
 日本社会全体の働き方改革が叫ばれている今,霞ヶ関での働き方が変化することで民間企業にも良い影響を及ぼしていくことができるのではないかと考えています。そのためには,まず霞ヶ関を変えていかなければならないと考え,「有志」メンバーと共に活動を進めているところです。お二方が社会人になられてから,結婚・出産する頃には今より働きやすい環境が整っていると良いですね。

<感想>

 石川様は,お忙しい中私達のインタビューについて,とても熱心に親切に答えて下さいました。今後の霞ヶ関で働く女性職員のため,日本女性のために日々努力されている姿が非常に印象的でした。
 今後私達が社会に出て,働くにあたって直面するであろう,結婚や出産について,本日お話することで,様々なことを考えるきっかけとなりました。
 お仕事も家庭のことも,日々両立している石川様はすごく輝いていました。私達も,将来,石川様のように,積極的に様々なことにとりくむことのできるような女性になりたいと強く感じます。
 石川様,本当にありがとうございました!


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