外交史料館

平成30年12月14日

 国書・親書とは,国家の元首が相手国の元首にあてて発出した手紙のことで,通常,元首の自筆の署名(サイン)が入っています。
 外交史料館では,徳川幕府の将軍や明治天皇,大正天皇,昭和天皇がそれぞれ諸外国から受け取った国書・親書を約1,100通所蔵しています。その多くは外国の大使,公使が日本着任の際に捧呈した信任状や前任者の解任状,または日本の大使,公使が着任の際捧呈した信任状に対する接受国元首からの返書です。
 信任状とは,派遣国の元首が,その外交使節(大使,公使など)を信任する意思を表示して,接受国(相手国)の元首または外務省に宛てて送る公文書です。
 国書・親書は国ごとに異なったデザインで書かれています。明治の外交を振り返るとともに,各国の多種多様な公文書の世界をお楽しみ下さい。

外交史料館へ戻る