サウジアラビア王国

平成31年4月28日
(写真1)握手する日・サウジアラビア両外相
(写真2)日・サウジアラビア外相会談

 28日,サウジアラビア王国・リヤドを訪問中の河野太郎外務大臣は,アッサーフ・サウジアラビア外務大臣と日・サウジアラビア外相会談を行ったところ,概要は次のとおりです。

  1. 河野大臣から,これまでのサウジからの原油の安定供給に感謝する,「サウジ・ビジョン2030」の下でのサウジアラビアの大改革は,サウジアラビアのみならず,日本及び世界の安定と繁栄のためにも必ず成功させねばならない旨述べました。これに対し,アッサーフ外務大臣から,近年のサルマン国王やムハンマド皇太子の訪日に現れているとおり,両国は緊密な関係を有しており,あらゆる分野で両国関係を更に強化すべく河野大臣と協力したいとの発言がありました。また,アッサーフ外務大臣から,「日・サウジ・ビジョン2030」での協力を通じて両国の協力が促進されることを期待する旨発言がありました。
  2. また,河野大臣から,日本は本年6月のG20大阪サミットを主催することに言及しつつ,次期議長国であるサウジアラビアと緊密に協力し,来年のサウジアラビアにおけるG20リヤド・サミットの成功にも全面的に協力したい旨を述べました。両大臣は,本年と来年のG20議長国として,引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
  3. 加えて,河野大臣から,日本産食品は安全であるとの26日のWTO会合におけるサウジアラビアの発言に謝意を表明しました。
  4. 両者は,中東情勢について協議したほか,拉致問題を含む北朝鮮情勢や東アジア情勢等についても協議しました。

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