カタール国

平成26年11月10日
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11月6日午後6時15分から約50分間,経済産業省において,日・カタール合同経済委員会第8回会合が開催されたところ,概要以下のとおり。本会合には,日本側から,宮沢洋一経済産業大臣,中山泰秀外務副大臣をはじめとする政府関係者が,またカタール側からは,ムハンマド・サーレフ・アル・サダ・エネルギー工業大臣(H.E. Dr. Mohammed Saleh Al-Sada, Minister of Energy and Industry)をはじめとする政府関係者が出席。

1.日・カタール二国間関係

双方は,幅広い分野で両国関係が一層強固になりつつあることを歓迎するとともに,更なる関係強化に向けて一層協力を深めていく意思を改めて表明。

2.エネルギー協力・インフラ整備

(1) 双方は,「LNG産消会議2014」が成功裏に開催されたことを歓迎し,この枠組がLNGに係る意見交換のプラットフォームとして重要であることを確認。
(2) 日本側は,LNG供給源の多角化をはじめとする我が国の取組やLNG市場の変化に触れつつ,競争力のある価格でのLNGの安定供給を要請したのに対し,カタール側は,エネルギーの安定供給を通じた日本のエネルギー安全保障へのコミットメントを確認した。
(3) 日本側は,カタールにおけるインフラ事業等に日本の技術が活用されることへの期待を表明したのに対し,カタール側は,2022年FIFAワールドカップのドーハ開催に向けたインフラ事業でも日本企業の参加を歓迎したいと述べた。

3.ビジネス環境整備等

双方は,保健医療,建設,運輸等の各分野での協力の円滑化や強化に向けた環境整備について協議するとともに,投資,人的交流,文化交流等の一層の活発化に向けて政府がとるべき方策について率直な意見交換を行い,引き続きフォローしていくことで一致した。

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