中東
ブダイウィ湾岸協力理事会(GCC)事務総長による岸田総理大臣への表敬
令和5年7月16日



現地時間7月16日午後4時15分(日本時間22時15分)から約35分間、サウジアラビア王国を訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、ジッダにて、ジャーセム・アル・ブダイウィGCC事務総長(H.E. Jasem Al Budaiwi, Secretary General, Gulf Cooperation Council)の表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。また、双方は、日・GCC 自由貿易協定(FTA)交渉の再開に一致したことを踏まえ共同声明(英語)(PDF)を発出しました。
- 冒頭、岸田総理大臣から、湾岸地域の発展と繁栄のため様々な課題に取り組んでいるGCCの役割を高く評価している、GCC諸国が進める産業多角化や脱炭素依存に向けた社会経済改革を後押ししていきたい旨述べました。これに対し、ブダイウィ事務総長からは、岸田総理大臣のジッダ訪問を歓迎する、岸田総理大臣のGCC諸国訪問を踏まえ、日本とGCCとの間の連携を一層強化していきたい旨述べました。
- 岸田総理大臣から、日本とGCC各国との間で二国間協力が着実に進展しており、更に強固な関係を構築するため、「日本・GCC外相会合」を定例化したい旨述べ、双方は同会合を定例化することで一致しました。
- また、双方は、かつてないレベルで日本とGCC諸国との間の経済関係が活発化していることを踏まえ、貿易・投資を促進する法的基盤として、2009年以来交渉が中断している日・GCC自由貿易協定(FTA)交渉を2024年中に再開すること、及びそれに向けた事前協議を開始することで一致しました。
- 岸田総理大臣から、ブダイウィ事務総長との連携の下、日本とGCCの間の長年の友好関係を一層強固なものとしていきたい旨述べ、これに対し、両者は引き続き協力を進展させていくことを確認しました。