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岸田総理大臣主催による「イフタール」の開催
令和5年3月30日

本30日、岸田文雄内閣総理大臣は、駐日イスラム諸国大使等を総理大臣公邸に招待し、「イフタール」(イスラム暦断食月(ラマダン)中に行われる、日没後の食事)を主催しました。日本側からは、林芳正外務大臣、西村康稔経産大臣、木原誠二内閣官房副長官他も出席しました。
- 冒頭、開会挨拶を行った岸田総理大臣は、長年にわたり深めてきたイスラム諸国との信頼と友好の絆に触れつつ、国際社会が歴史的な転換点にある中、今こそ、国際社会を分断と対立ではなく、協調に導くことが求められており、日本とイスラム諸国が共有する「和」や「寛容」を重視する精神がこれまで以上に重要であり、イスラム諸国との連携を強化していきたい旨述べました。
- 今年のイフタールには、44の国・地域の駐日イスラム諸国外交団の代表や国会議員等が参加しました。
[参考]駐日イスラム諸国外交団とのイフタールについて
- (1)イスラム教徒は、宗教上の戒律により、約1か月続く断食月(ラマダン)の間、日の出前の礼拝時から日没まで一切の飲食を断つ。日没後初の食事はアラビア語で「イフタール」(「断食を破る」との意)と呼ばれ、家族や知り合い等とともに皆で食事をし、お互いの結びつきや他人への思いやりが強まるとされる。
- (2)日本政府として、イスラム諸国との親交を図る上での有益な機会と考え、平成17年に小泉総理大臣(当時)主催の下、総理官邸において初めて駐日イスラム諸国外交団とのイフタールを開催して以来、コロナ禍を受けて外務大臣メッセージの発出のみとした令和2年度から令和4年度を除き、毎年総理又は外務大臣の主催でイフタールを催してきている。
- (3)本年のラマダン期間は、3月23日から約1か月程度。
- (4)参加国・地域は次のとおり(アルファベット順) アフガニスタン、アルジェリア、アゼルバイジャン、バーレーン、バングラデシュ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブルネイ、カメルーン、コートジボワール、ジブチ、エジプト、ギニア、インドネシア、イラン、イラク、ヨルダン、カザフスタン、クウェート、キルギス、レバノン、マレーシア、モルディブ、マリ、モーリタニア、モロッコ、モザンビーク、ナイジェリア、オマーン、パキスタン、パレスチナ、カタール、サウジアラビア、セネガル、スーダン、シリア、タジキスタン、チュニジア、トルクメニスタン、トルコ、トーゴ、ウガンダ、アラブ首長国連邦、ウズベキスタン、イエメン