クウェート国
日・クウェート外相会談
令和2年10月3日

現地時間10月3日午後5時40分(日本時間同日午後11時40分)から約1時間、クウェート国を訪問中の茂木敏充外務大臣は、アフマド・ナーセル・アル・ムハンマド・アル・サバーハ・クウェート外務大臣(H.E. Sheikh Dr. Ahmad Nasser Al-Mohamed Al-Sabah, Minister of Foreign Affairs of the State of Kuwait)と会談したところ、概要以下のとおりです。
- 茂木大臣から、サバーハ前首長の薨去に哀悼の意を表したい、サバーハ前首長は中東及び国際社会の平和と安定のため重要な役割を果たされた、サバーハ前首長を失ったことは国際社会にとっても大きな損失である旨述べました。これに対し、アフマド大臣から、追悼の言葉をいただき感謝する旨述べました。
- 茂木大臣から、これまでの両国の成果を基礎に包括的パートナーシップを発展させたい旨述べたのに対し、アフマド大臣から、日本との関係は重要であり、この関係をさらに発展させたいと述べました。
- 茂木大臣から、地域バランスを重視し、地域の安定に貢献するクウェートは日本にとって重要なパートナーである旨述べました。また、茂木大臣は、菅内閣においても、中東地域の緊張緩和と情勢の安定化に向けて積極的に外交努力を行っていく姿勢は揺るがないと述べ、アフマド大臣から日本の外交努力を評価するとの発言がありました。両大臣は、湾岸地域情勢及び中東和平を始めとした中東情勢について意見交換を行い、日本とクウェートが、中東地域の平和と安定に向け、引き続き連携していくことで一致しました。
- さらに、両大臣は東シナ海、南シナ海、北朝鮮情勢など東アジア情勢についても意見交換を行い、その中で茂木大臣から拉致問題の早期解決に向けた理解と協力を求め、アフマド外相の支持を得ました。