イラン・イスラム共和国
岸田外務大臣とノウバクト・イラン副大統領(管理計画機構長官兼政府報道官)との会談
平成27年10月14日

10月13日(火曜日)14時30分(現地時間。日本時間20時00分)から約60分間,イラン訪問中の岸田文雄外務大臣は同行企業の各社代表者とともに,ノウバクト・イラン副大統領(管理計画機構長官兼政府報道官)と会談を行ったところ,概要以下のとおりです(日本側からは,小林駐イラン大使,上村中東アフリカ局長他が同席)。
1 冒頭発言
ノウバクト副大統領から,日・イラン両国の潜在力は高く,包括的共同作業計画(JCPOA)の履行以降, JCPOAの履行によってこの潜在力が引き出され,日・イラン関係の新しい1ページを開くことを期待している,日本との協力に可能な限り力を入れていきたい旨発言がありました。
これに対し岸田大臣から,JCPOAが履行され欧米による制裁が解除される暁には両国の潜在力を最大限引き出せるよう取り組んでいきたいとし,ODAの活用を含めて、可能な限りの政策ツールを動員し,オール・ジャパンの体制で経済関係拡大を後押ししていく旨述べました。
ノウバクト副大統領からは,JCPOAが履行された後には,貿易関係のみならず,投資関係も含む長期的な協力関係を構築していきたい,そのためにイラン側としても積極的な情報提供を行っていきたい旨述べました。
2 同行企業の代表者からの発言
同行企業の各社代表者から,挨拶及び発言が行われました。これに対し,ノウバクト副大統領から,日本の企業がイランに関心を示していることを嬉しく思う、イランにおいて日本企業は良いイメージを持たれており,協力の土台が既に存在する旨発言がありました。