談話
イラクにおける新政府の発足について(外務大臣談話)
平成26年9月9日
1.9月8日,アバーディー・イラク首相候補が国民議会に提出した閣僚名簿が承認され,アバーディー首相を首班とする新内閣が発足しました。
2.我が国は,新政府の早期形成に向けたイラク国内の各政治勢力のこれまでの努力を高く評価するとともに,イラクにおいて,包括的な新政府が発足したことを歓迎します。また,アバーディー首相の下,イラクにおける国民和解と,国家的統一に向けた取組が進展することを期待します。
3.我が国は,今後,新政府との間で,二国間関係の更なる増進や中東地域の諸問題への対処に向けた協力につき,意見交換を行っていく考えです。
4.また,我が国は,イラク政府による「イラク・レバントのイスラム国(ISIL:Islamic State of Iraq and the Levant)」を始めとする武装勢力との「テロとの闘い」を引き続き支持するとともに,国際社会と共に,この「テロとの闘い」を支援していく考えです。
(参考)イラク新政府の発足
1 9月8日,国民議会は,アバーディー首相候補が提出した閣僚名簿(首相を除く22名),副大統領3名及び副首相3名を承認し,正式にアバーディー首相を首班とするイラク新内閣が発足した。
2 なお,内務相及び国防相については今回発表されず,1週間以内に改めて候補者が国民議会に提出される由。