チュニジア共和国
山田外務大臣政務官のチュニジア訪問(結果)
令和元年8月1日
7月29日から30日まで,山田賢司外務大臣政務官は,チュニジア共和国を訪問したところ,概要は以下のとおりです。
1 バッシュトブジ外務大臣付国務長官との会談及び昼食会
7月29日(現地時間同日),山田政務官は,サブリー・バッシュトブジ外務大臣付国務長官(Mr. Sabri Bachtobji, Secretary of State to the Minister for Foreign Affairs of the Republic of Tunisia)と会談及び昼食会を行いました。冒頭,山田政務官から,故ベジ・カイド・エセブシ大統領(H.E.Mr. Béji Caїd Essebsi, President of the Republic of Tunisia)の御逝去(7月25日)について,日本国民・政府を代表して哀悼の意を表明しました。また,二国間関係,国際場裡での協力,地域情勢,TICAD7における協力等について意見交換を行いました。
2 ラデス発電所完工式典出席
7月30日(現地時間同日),山田政務官は,ユーセフ・シェーヘド首相(H.E.Mr.Youssef Chahed, Prime Minister)と共に,日本の円借款により建設されるラデスC発電所の部分完工式典に出席しました。山田政務官は,式典の挨拶において,故ベジ・カイド・エセブシ大統領の御逝去について,日本国民・政府を代表して哀悼の意を表明しました。また,チュニジアの更なる発展と国民の生活の向上に資する本プロジェクトへの協力を通じて,二国間関係が更に深化することを祈念する旨述べました。
3 ジヒナウイ外務大臣との会談
7月30日(現地時間同日),山田政務官は,ハマイエス・ジヒナウイ外務大臣(H.E.Mr.Khemaies Jhinaoui, Minister for Foreign Affairs)と会談を行いました。冒頭,山田政務官から,故ベジ・カイド・エセブシ大統領の御逝去について,日本国民・政府を代表して哀悼の意を表明しました。また,二国間関係,TICAD7における協力等について意見交換を行いました。
4 投資契約調印式典出席
7月30日(現地時間同日),山田政務官は,日本戦略投資株式会社が,チュニジアで乾燥オリーブ葉の生産・供給を行うハービオテック・アロマ株式会社に投資する契約の調印式典に出席しました。山田政務官は,式 典の挨拶において,日本で来月末に開催されるTICAD7では,「対アフリカ投資の促進」が最大のテーマの一つとなっており,本投資契約は,こうした流れを一層推進するものであり,大変喜ばしい旨述べました。
[参考]チュニジア産乾燥オリーブ葉を利用した「オリーブハマチ」の養殖
チュニジア産乾燥オリーブ葉の粉末を添加した飼料を養殖ハマチに与えることにより,ハマチの鮮度を長時間保持でき,身が引き締まる等の効果が確認されており,日本国内において「オリーブハマチ」としてブランド化され,高値で取引されている。
[参考]チュニジア産乾燥オリーブ葉を利用した「オリーブハマチ」の養殖
チュニジア産乾燥オリーブ葉の粉末を添加した飼料を養殖ハマチに与えることにより,ハマチの鮮度を長時間保持でき,身が引き締まる等の効果が確認されており,日本国内において「オリーブハマチ」としてブランド化され,高値で取引されている。
その他
(1)山田政務官は,2015年3月の銃撃テロ事件により邦人3名が犠牲となったバルドー博物館を,ジャッルール戦略研究所長(Mr. Néji Jalloul, Director-general of the Tunisian Institute for Strategic Studies)と共に訪問し,犠牲者を哀悼するため献花を行いました。
(2)ブサイエン・チュニジア・オリンピック委員会委員長(Mr. Mehrez Boussayene, President of the Tunisian National Olympic Committee)を始めとするスポーツ関係者と,明年の東京オリンピック開催を契機とした更なるスポーツ交流促進について夕食会の場で意見交換を行いました。