中東

平成29年3月29日
MEDRC事務局長表敬

3月28日午後3時40分から約20分,薗浦外務副大臣は,訪日したオクイン中東淡水化研究センター(MEDRC)事務局長の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

  1. 薗浦副大臣より,オクインMEDRC事務局長の訪日を歓迎したうえで,近年,中東和平プロセスが停滞するなかでも非政治分野で着実な実務協力を続けてきたMEDRCの活動を評価するとともに,日本の中東和平に関する独自の取組である「平和と繁栄の回廊」構想とも精神を同じくするMEDRCと今後も協力していく旨述べました。
  2. オクイン事務局長からは,MEDRCが1990年代の中東和平他国間協議のなかで唯一実質的な活動を続けている機関であり,水に関する実務協議を通じて和平に寄与していることを説明した上で,MEDRC設立以来の加盟国としての日本の支援に謝意を表しました。
参考:中東淡水化研究センター(MEDRC)概要
MEDRCは,1992年に開始した中東和平多国間協議の下に設けられた水資源作業部会(日本は共同議長国)においてオマーンが設立を提案し,1996年12月に発足した国際機関(本部:オマーン)。日本は,設立以来の加盟国として,これまでに約342万ドル拠出している。中東地域における水分野の研究や研修を実施するとともに,パレスチナやヨルダンに対する水分野の開発協力や人材育成などを実施している。
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