モロッコ王国
鈴木外務副大臣のモロッコ訪問(結果)
令和2年1月9日
1月7日から9日まで,鈴木馨祐外務副大臣は,モロッコを訪問したところ,概要は以下のとおりです。
1 第5回日・モロッコ合同委員会
8日,鈴木外務副大臣は,モフシン・ジャズリ外務・アフリカ協力・在外モロッコ人大臣付特命大臣(H.E. Mr. Mohcine JAZOULI, Minister Delegate to the Minister of Foreign Affairs, African Cooperation and Moroccan Expatriates)とともに,第5回日・モロッコ合同委員会において共同議長を務めました。
同会合では,鈴木副大臣から,両国は皇室・王室の関係を基礎に,長年にわたり友好関係を発展させており,近年では活発な要人往来を通じ両国関係が急速に緊密化しており,合同委員会を契機としてこれを一層発展させたい旨述べました。経済分野では,日本企業のモロッコへの進出が加速しており,モロッコの高い潜在性を活用する形で両国のウィンウィンの関係をさらに発展させていきたいとし,モロッコ政府の協力を要請するともに,具体的な協力の可能性につき各省庁の出席者からプレゼンテーションを行いました。
これらの点に加え,モロッコ側からは,アフリカ開発のための日本とモロッコとの三角協力についても一層拡充したいとの期待が示され,今後,双方で議論を深めていくことを確認しました。
また,国際場裡における一層の連携の強化の重要性を確認するとともに,地域情勢について情報共有及び意見交換を行いました。
同会合には,日本側からは,経産省,国交省,JETRO及びJICAが,モロッコ側からは,産業省,経済財政省,教育省,モロッコ投資開発庁の代表者が出席しました。
同会合では,鈴木副大臣から,両国は皇室・王室の関係を基礎に,長年にわたり友好関係を発展させており,近年では活発な要人往来を通じ両国関係が急速に緊密化しており,合同委員会を契機としてこれを一層発展させたい旨述べました。経済分野では,日本企業のモロッコへの進出が加速しており,モロッコの高い潜在性を活用する形で両国のウィンウィンの関係をさらに発展させていきたいとし,モロッコ政府の協力を要請するともに,具体的な協力の可能性につき各省庁の出席者からプレゼンテーションを行いました。
これらの点に加え,モロッコ側からは,アフリカ開発のための日本とモロッコとの三角協力についても一層拡充したいとの期待が示され,今後,双方で議論を深めていくことを確認しました。
また,国際場裡における一層の連携の強化の重要性を確認するとともに,地域情勢について情報共有及び意見交換を行いました。
同会合には,日本側からは,経産省,国交省,JETRO及びJICAが,モロッコ側からは,産業省,経済財政省,教育省,モロッコ投資開発庁の代表者が出席しました。
2 署名式・引き渡し式
合同委員会に続き,鈴木外務副大臣は,ジャズリ大臣との間で,(1)日・モロッコ投資協定,(2)日・モロッコ租税条約及び(3)職業訓練機材の供与に係る無償資金協力「経済社会開発計画」の交換公文の署名式及び書簡の交換を行いました。
また,平成28年度対モロッコ無償資金協力「経済社会開発計画」で供与した次世代自動車の引き渡し式を行いました。
また,平成28年度対モロッコ無償資金協力「経済社会開発計画」で供与した次世代自動車の引き渡し式を行いました。
3 エル・アラミ産業大臣との会談
8日,鈴木外務副大臣は,ムーレイ・ハフィド・エル・アラミ産業・貿易・グリーン経済・デジタル経済大臣(H.E. Mr. Moulay Hafid EL ALAMY, Minister of Industry, Trade, Green and Digital Economy)と会談を行いました。
鈴木外務副大臣から,両国は,特に経済分野において極めて緊密な関係を維持しており,モロッコの高い潜在性や良好なビジネス環境整備のためのモロッコ政府の強いリーダーシップに対する評価を述べ,日本企業の活動促進に向けた更なる協力を働きかけました。
また,モロッコに進出する日本企業の活動を更に後押しするものとして,今般の日・モロッコ投資協定及び日・モロッコ租税条約の署名を歓迎する旨述べた上で,こうした法的枠組みを実質的に有意義なものとするため,一層の連携強化を要請しました。
これに対し,エル・アラミ大臣からは,日本企業の活動拡大に向けた期待が述べられるとともに,様々な協議の枠組みを通じ日本側関係者と理解を深め,経済交流の一層の促進に努めたい旨述べました。
鈴木外務副大臣から,両国は,特に経済分野において極めて緊密な関係を維持しており,モロッコの高い潜在性や良好なビジネス環境整備のためのモロッコ政府の強いリーダーシップに対する評価を述べ,日本企業の活動促進に向けた更なる協力を働きかけました。
また,モロッコに進出する日本企業の活動を更に後押しするものとして,今般の日・モロッコ投資協定及び日・モロッコ租税条約の署名を歓迎する旨述べた上で,こうした法的枠組みを実質的に有意義なものとするため,一層の連携強化を要請しました。
これに対し,エル・アラミ大臣からは,日本企業の活動拡大に向けた期待が述べられるとともに,様々な協議の枠組みを通じ日本側関係者と理解を深め,経済交流の一層の促進に努めたい旨述べました。
4 アハヌッシュ農業・海洋漁業・地方開発・水資源・森林大臣との会談
8日,鈴木外務副大臣は,アジズ・アハヌッシュ農業・海洋漁業・地方開発・水資源・森林大臣(H.E. Mr. Aziz AKHANNOUCH, Minister of Agriculture, Maritime Fisheries, Rural Development, Water and Forests)と会談を行いました。
鈴木外務副大臣から,両国が長年にわたり協力関係を着実に発展させていることを強調した上で,モロッコのこれまでの協力に対する謝意を伝えるとともに,二国間及び国際場裡における水産及び農業分野における更なる連携強化を働きかけました。特に,東日本大震災後の日本産食品等に対する輸入規制の早期撤廃を要請しました。
これに対し,アハヌッシュ大臣から,農業及び水産分野での日本の開発協力に対する謝意が述べられた後,モロッコの重要産業である農業及び水産業の発展にとり,日本は極めて重要なパートナーであり,二国間の協力を一層発展させたい旨述べました。
このほか,両大臣は,農業分野の重要性や気候変動が同分野に与える影響の現状について意見交換を行い,双方の政策や取り組みについて理解を深め,知見の共有を始め,今後の協力の強化の重要性を確認しました。
鈴木外務副大臣から,両国が長年にわたり協力関係を着実に発展させていることを強調した上で,モロッコのこれまでの協力に対する謝意を伝えるとともに,二国間及び国際場裡における水産及び農業分野における更なる連携強化を働きかけました。特に,東日本大震災後の日本産食品等に対する輸入規制の早期撤廃を要請しました。
これに対し,アハヌッシュ大臣から,農業及び水産分野での日本の開発協力に対する謝意が述べられた後,モロッコの重要産業である農業及び水産業の発展にとり,日本は極めて重要なパートナーであり,二国間の協力を一層発展させたい旨述べました。
このほか,両大臣は,農業分野の重要性や気候変動が同分野に与える影響の現状について意見交換を行い,双方の政策や取り組みについて理解を深め,知見の共有を始め,今後の協力の強化の重要性を確認しました。
5 その他
(1)鈴木副大臣は,モロッコに進出する日本企業関係者との夕食会に出席し,日本企業のニーズや経済交流を一層促進するための課題について聴取するとともに,ビジネス,観光等の分野における二国間関係の一層の増進のための具体的方途につき協議しました。
(2)また,国際機関邦人職員やモロッコに対する開発協力に従事する関係者と夕食を挟みつつ懇談し,モロッコが抱える開発課題について聴取するとともに,日本の協力のあり方につき意見交換を行いました。
(2)また,国際機関邦人職員やモロッコに対する開発協力に従事する関係者と夕食を挟みつつ懇談し,モロッコが抱える開発課題について聴取するとともに,日本の協力のあり方につき意見交換を行いました。