モロッコ王国
日・モロッコ外相会談
平成29年8月25日


本25日10時20分から約30分間,アフリカ開発会議(TICAD)閣僚会合出席のためマプト(モザンビーク)を訪問中の河野太郎外務大臣は,ナッセール・ブリタ外務・国際協力大臣(Mr. Nasser BOURITA, Minister of Foreign Affairs and International Cooperation)との間で日・モロッコ外相会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,河野大臣から,両国は,モロッコ王室と皇室の関係を基盤に,様々な分野で良好な関係を構築しており,ここ10年の間に,日系企業の数が約4倍に増加し,4万人近い雇用を創出するなど経済関係が前進しており,さらに経済関係を強化していきたい旨,また政治面でも協力を深めていきたい旨述べました。これに対してブリタ外相から,治安,経済,文化,アフリカなどの分野で協力を深め,日・モロッコ間の戦略的関係を構築していきたい旨述べました。
- 続けて,両外相は,2014年7月に開始された二国間の投資協定交渉について,最近,合意に向けて大きな進展があったことを歓迎し,早期合意に向けて交渉をさらに加速することで一致しました。
- さらに,ブリタ外相より、TICADは,アフリカ開発の最も成功したプラットフォームであり,TICADを通じて、日本とアフリカ開発に関し協力を深めていきたい旨述べました。
- この他,安保理改革,北朝鮮情勢,テロ対策など国際場裡における協力,地域情勢等に関し,意見交換を行いました。