ヨルダン

平成28年11月2日
10月13日午後12時30分から約1時間,薗浦外務副大臣は,訪日したファーフーリー・ヨルダン計画・国際協力大臣(H.E. Mr. Imad Fakhoury, Minister of Planning and International Cooperation)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭,薗浦副大臣から,今次訪日を歓迎し,本年9月にヨルダンを訪問した際の歓待に改めて謝意を表明するとともに,ファーフーリー大臣との再会を喜ばしく思う旨述べました。その上で, 「平和と繁栄の回廊」構想をさらに推進するため,ヨルダンと協力していきたい旨述べました。
  2. これに対し,ファーフーリー大臣から,ヨルダンを巡る現在の状況,特にシリア難民に係る情勢と対応,国際社会によるヨルダンに対する支援の必要性について詳細に説明がありました。
  3. 両者は,10月末のアブドッラー2世国王陛下の訪日に向け,引き続き緊密に協力していくことで一致しました。
(参考)「平和と繁栄の回廊」構想
2006年,小泉総理大臣(当時)が提唱した「平和と繁栄の回廊」構想は,ジェリコ農産加工団地(JAIP)建設という形で具体化され,その後,4回の閣僚級会合,7回の事務レベル会合を経て,現在2社が稼働し,37社が入居契約を済ませる段階に至った。和平交渉が停滞し,ヨルダン川西岸地域の治安状況が悪化する中で,JAIPの進展は目に見える成果として重要であり,また国際社会に高く評価されている。

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