ヨルダン
日・ヨルダン首脳会談
令和4年9月27日
(写真提供:内閣広報室)
(写真提供:内閣広報室)
9月27日、午前9時57分から約10分間、岸田文雄内閣総理大臣は、故安倍晋三国葬儀に参列するため訪日中のアブドッラー2世・イブン・アル・フセイン・ヨルダン・ハシェミット王国国王陛下(His Majesty King Abdullah II Ibn Al Hussein, King of the Hashemite Kingdom of Jordan)と首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、岸田総理大臣から、故安倍晋三国葬儀への参列に謝意を表明するとともに、故安倍元総理大臣から引き継いだ外交的遺産を更に発展させるべく議論を行いたい旨述べました。アブドッラー国王からは、安倍元総理大臣の逝去に対し、心から哀悼の意を表し、安倍元総理はヨルダンのみならず地域にとって偉大な友人であり、安倍元総理のレガシーを基に二国間関係を更に発展させていきたい旨述べました。
- また、岸田総理大臣から、フセイン皇太子の御婚約に祝意を表明するとともに、ヨルダン王室の末永き繁栄と皇室との友好関係の一層の発展を祈念する旨述べました。これを受け、アブドッラー国王から、謝意が表明されました。
- 両首脳は、中東和平を含む地域情勢について意見交換を行い、岸田総理大臣から、食料・燃料価格の高騰が多くのパレスチナ難民を受け入れているヨルダンに与えている影響を憂慮しており、日本の対UNRWA支援を始め今後ともヨルダンに寄り添っていく旨述べたところ、アブドッラー国王から、日本のヨルダンやUNRWAに対する幅広い協力に感謝する、地域の国々が関与するプロジェクトの推進においても日本と協力していきたい旨述べました。
- 両首脳は、地域の長期的な安定に向けて、引き続き、緊密に連携していくことを確認しました。