イスラエル国

令和5年11月3日
正面を向き、握手を交わす、両大臣の様子
テーブルにつき、会談を行う、両大臣の様子

 現地時間11月3日午前9時(日本時間同日午後4時)から約40分間、イスラエルを訪問中の上川陽子外務大臣は、コーヘン・イスラエル外務大臣(H.E. Mr. Eli COHEN, Minister of Foreign Affairs of the State of Israel)との間で、日・イスラエル外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

テーブルにつき、コーヘン外相の同席の下、ハマスによるテロ攻撃で亡くなった方、誘拐された方の御家族と面会する、上川大臣の様子
ハマスに誘拐された御家族とハグをする上川外務大臣
  1. 冒頭、上川大臣から、今般のハマス等による残虐な殺りく、誘拐等を含むテロ攻撃を断固として非難する旨を改めて述べた上で、イスラエル国民との連帯の意を表明するとともに、今般のテロ攻撃の犠牲者の御遺族に対して哀悼の意を表し、負傷者の方々に心からお見舞い申し上げると述べました。そして、誘拐された方々を案じており、人質は即時解放されるべきであると述べました。
  2. その上で、上川大臣は、日本としてガザ地区の人道状況を憂慮しており、人道的休止が必要であること、全ての行動は国際人道法を含む国際法に従って行われるべきことを提起しました。さらに、邦人の安全確保について改めて協力を求めました。
  3. コーヘン外相からは、日本のイスラエルとの連帯に対して謝意が示されたほか、邦人の安全確保のためにしっかり協力していきたいとの発言がありました。
  4. 双方は、一般市民の安全確保や事態の早期沈静化に向けて、引き続き協力していくことで一致しました。
  5. 外相会談後、上川大臣は、コーヘン外相の同席の下、ハマスによるテロ攻撃で亡くなった方、誘拐された方の御家族3組と約30分間面会しました。御家族からは、テロ当日の状況につき説明があり、人質の早期解放やテロのない世界に向けた協力につき要望がありました。上川大臣からは、辛い状況の中で話を聞かせていただき感謝する、イスラエル国民と連帯している、人質の解放やテロなき世界に向けてできる限りの努力をしたい旨、述べました。

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