エジプト・アラブ共和国
岸田総理大臣のアラブ連盟事務局訪問
令和5年4月30日

出迎えを受ける岸田総理 (写真提供:内閣広報室)


エジプト・アラブ共和国を訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、現地時間4月30日午前10時05分(日本時間16時05分)から約30分間、アラブ連盟事務局を訪問したところ、概要以下のとおりです。
- アフマド・アブルゲイト・アラブ連盟事務総長(H.E. Mr. Ahmed Aboul Gheit, Secretary General of the League of Arab States)による表敬
- (1)冒頭、岸田総理から、日本はアラブ世界との伝統的な友好関係を重視しており、今後もこの関係を活かして中東地域、ひいては国際社会の平和と安定に貢献していきたい旨述べました。
- (2)これに対し、アブルゲイト事務総長から、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)に対する支援を含め、アラブ地域の平和と安定に対する様々な日本の貢献に対する謝意が示され、双方は、日アラブ間での更なる連携・協力を進めるため、本年9月に日アラブ政治対話の第3回会合を開催することで一致しました。
- (3)このほか、両者はウクライナ、中東和平、スーダンを含む地域・国際情勢についても意見交換を行い、今後ともアブルゲイト事務総長との緊密な協力の下、法の支配に基づく国際秩序の維持・強化に向け、日アラブ間の連携を深めていくことを確認しました。
- アラブ連盟各国の常駐代表による表敬
岸田総理から、日アラブ政治対話や日アラブ経済フォーラムなどの枠組みも通じて、政治、経済、文化等、様々な分野でのアラブ諸国との関係が一層拡大していくことへの期待を示しました。また、ロシアによるウクライナ侵略に触れつつ、力による一方的な現状変更の試みに対し、日本の大切な友人であるアラブ諸国の人々と手を取り合いながら、法の支配に基づく国際秩序を強化していきたい旨の挨拶を行いました。これに対し、先方からは、日本のこれまでの貢献に対する感謝や尊敬の念が述べられました。
【参考】別添 :岸田総理のアラブ連盟各国常駐代表に対する挨拶(PDF)