アルジェリア民主人民共和国
「第60回アルジェリア・独立記念日および日本・アルジェリア国交樹立60周年記念式典」における本田政務官ビデオメッセージ
7月5日、駐日アルジェリア大使館主催で「第60回アルジェリア・独立記念日および日本・アルジェリア国交樹立60周年記念式典」が行われ、本田太郎外務大臣政務官がビデオメッセージを寄せました。
- 本田太郎外務大臣政務官は、ビデオメッセージにおいて、この記念すべき日をラルビ・カティ大使とともにお祝いできることを大変嬉しく思うと述べた上で、アルジェリアは、日本の友人であり、政治・経済・文化を含め様々な分野における関係を更に強化していきたい旨述べました。
- また、TICAD8の機会を捉え、両国で連携しながら、引き続きアルジェリアの経済成長や経済多角化に資する協力に取り組み、この節目の年に両国の伝統的な友好・協力関係を一層増進するために、両国関係の発展に尽力する決意を表明しました。
【本田政務官ビデオメッセージ】
カティ駐日大使、御列席の皆様、アッサラーム・アレイクム(こんにちは)。外務省大臣政務官の本田太郎でございます。この度、「第60回アルジェリア・独立記念日」に際し、日本政府を代表してアルジェリア政府及び国民の皆様に対し、お祝いを申し上げます。また、今年は、日本とアルジェリアの国交樹立から、60周年となる節目の年となります。
日本とアルジェリアの関係の始まりは1962年のアルジェリア独立前にまで遡ります。独立後は、石油・天然ガス開発に従事する多くの邦人ビジネスマンがアルジェリアを舞台に活躍し、1980年前後にはアフリカ最多の在留邦人数を誇りました。アルジェリアは、アフリカ大陸有数の大国で、中東・アフリカ地域の平和と繁栄に重要な役割を果たす国で、日本の友人です。アルジェリアはビジネス面で多くのポテンシャルを有していますが、政治・経済・文化を含め様々な分野における関係を更に強化していきたいと考えております。
人的交流も重要です。2011年の東日本大震災の際には、貴国から在京大を通じ日本赤十字社に義捐金として1000万ドルを供与いただいたことに改めて感謝申し上げます。引き続き、自然災害が発生しやすい国同士としてお互い協力を深めていきたいと思います。
本年8月27日、28日にはチュニジアにてTICAD8が開催されます。アフリカ諸国が新型コロナからの回復を目指そうとする中、食料・エネルギー価格の高騰がアフリカの経済・社会に甚大な影響を及ぼしています。こうした状況を踏まえ、TICADでは、日本とアフリカが持続可能な世界を共に創るための方途を議論していく考えです。また、TICAD8の機会を捉え、日アルジェリアで連携しながら、引き続きアルジェリアの経済成長や経済多角化に資する協力に取り組んでまいります。
両国の伝統的な友好・協力関係を一層増進するため、カティ駐日大使をはじめ、皆様の更なる御支援・ご指導もいただきながら、両国関係の発展に尽力することを約束して、私の挨拶に代えさせていただきます。