コロンビア共和国
日・コロンビア外相会談
平成30年8月16日



現地時間8月16日午前8時30分(日本時間同日午後10時30分)から約70分間,コロンビアを訪問中の河野太郎外務大臣はカルロス・ホルメス・トゥルヒージョ・コロンビア共和国外務大臣(H.E. Mr. Carlos Holmes TRUJILLO, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Colombia)との間で朝食を挟みつつ外相会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,トゥルヒージョ大臣から,河野大臣のコロンビア来訪を心から歓迎する旨述べるとともに,新政権の政策を説明しつつ,これまでの自身の日本との深いつながりを活かして二国間関係強化に尽力していきたい旨述べました。
河野大臣から,トゥルヒージョ外務大臣の就任に対する祝意を述べ,6年間に亘る在日経験を通じ日本と繋がりの深いトゥルヒージョ大臣と二国間関係強化に協働していきたい旨述べました。また,コロンビアは自由,民主主義,法の支配,自由貿易等の基本的価値を共有する重要なパートナーであり,本年の日コロンビア外交関係樹立110周年も活用し両国の交流が更に深まることに期待を表明しました。 - 河野大臣から,コロンビアが国際的なスタンダードを満たすべく国内改革を進め,本年OECDに加盟したことを歓迎するとともに,堅調な経済成長を続けるコロンビアとの経済関係が強化されることへの期待を表明しました。また,両外相は,TPPや日コロンビアEPAなどについて触れつつ,両国の経済連携の推進について議論しました。また,トゥルヒージョ外務大臣は,コロンビアは日本の戦後経済成長に学びたい,日本との経済関係強化に尽力していきたい旨述べました。
- また,河野大臣からは,日本はこれまで一貫してコロンビアの和平プロセスを支持してきており,これからも支持して行く旨伝達しました。
- 両大臣は,二国間関係に加え,安保理改革や核軍縮等の国際場裏における協力,北朝鮮情勢,避難民支援を含むベネズエラ情勢等の地域情勢についても有意義な意見交換を行いました。