チリ共和国
フレイ・ラテンアメリカ開発銀行総裁特別顧問による柘植外務副大臣表敬
令和6年6月10日


6月10日、柘植芳文外務副大臣は、訪日中のエドゥアルド・フレイ・ラテンアメリカ開発銀行総裁特別顧問(チリ共和国元大統領)(Mr. Eduardo FREI RUIZ-TAGLE, Special Advisor for Development Bank of Latin America and the Caribbean(CAF))の表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、柘植副大臣から、フレイ総裁特別顧問の訪日を歓迎した上で、中南米の持続可能な開発や地域統合におけるラテンアメリカ開発銀行の取組について触れ、日本としても様々な分野で支援を実施している旨紹介しました。また、柘植副大臣は、ラテンアメリカ開発銀行と国際協力銀行(JBIC)及び国際協力機構(JICA)との協力関係に言及し、引き続き日本との間で協力が進展することへの期待を示した上で、上川大臣による「中南米外交イニシアティブ」を具体化させるべく、様々な関係者と対話を重ねていきたい旨述べました。
- これに対し、フレイ総裁特別顧問から、特に、気候変動・環境分野における協力に言及しつつ、これまでの日本との協力について謝意が表明されるとともに、中南米の経済社会開発に向けて日本との協力関係を更に発展させていきたい旨述べました。
- さらに、柘植副大臣から、フレイ総裁特別顧問がチリの元大統領として我が国とチリとの関係の強化にも尽力していることに謝意を表明した上で、両国関係の着実な進展を大変喜ばしく思う旨述べました。これに対し、フレイ総裁特別顧問から、これまでに日本を何度も訪問していることなどを紹介した上で、日本企業によるチリへの投資に触れつつ、日本とチリとの関係の一層の緊密化に期待したい旨の発言がありました。
- 両者は、今回のフレイ総裁特別顧問の訪日を機に、日本とラテンアメリカ開発銀行との関係を更に強化していくことを確認しました。