ブラジル連邦共和国

令和7年2月20日
笑顔で写真撮影する日・ブラジル両外相
日・ブラジル外相会談の様子

 現地時間2月20日午後6時20分(日本時間21日午前1時20分)から約30分間、G20外相会合に出席するため南アフリカ・ヨハネスブルグを訪問中の岩屋毅外務大臣は、マウロ・ヴィエイラ・ブラジル連邦共和国外務大臣(H.E. Mr. Mauro Vieira, Minister of Foreign Affairs of the Federative Republic of Brazil)との間で日・ブラジル外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岩屋大臣から、本年は日・ブラジル外交関係樹立130周年であり、この節目に、来月ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ・ブラジル連邦共和国大統領(H.E. Mr. Luiz Inácio Lula da Silva, President of the Federative Republic of Brazil)を国賓として日本にお迎えすることを楽しみにしており、成功に向け協力していきたい旨述べました。
  2. また、岩屋大臣から、価値や原則を共有する戦略的グローバル・パートナーとして日伯関係をさらに強固にしていきたい、環境・気候変動分野では、「日・ブラジル・グリーン・パートナーシップ・イニシアティブ」の下で協力を推進していきたい旨述べました。その上で、両外相は、本年ブラジルが議⾧を務めるCOP30の成功に向けて協力していくこと及び、ブラジルの推進する劣化牧野改良も含め、 引き続き二国間協力を推進していくことを確認しました。また、岩屋大臣は、GREEN×EXPO 2027 へのブラジルの参加を働きかけました。
  3. 両外相は、日本とメルコスールの経済関係を戦略的に更に発展させることを通じて、両国の長年の良好な貿易投資関係を更なる高みに押し上げるために引き続き協力していくことで一致しました。
  4. 両外相は、ウクライナ、中東、東アジアといった地域情勢や、国際社会の諸課題についても議論を行いました。岩屋大臣から、北朝鮮による拉致問題の即時解決に向けた引き続きの理解と協力を要請しました。また、安保理改革を含む国連改革は急務であり、国連創設80周年である本年、未来サミットの成果を踏まえ、具体的成果を目指すべく、G4で引き続き連携していくことを確認しました。

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