アルゼンチン共和国

平成28年5月13日
山崎参議院議長との会談
安倍総理表敬
林経済産業大臣との会合
ガブリエラ・ミケティ・アルゼンチン副大統領(H.E.Ms.Gabriela Michetti,Vice President of Argentine Republic) は,5月11日(水曜日)~13日(金曜日)までの日程で訪日したところ,概要と評価は以下のとおり。

今次ミケティ副大統領の訪日にあたり,「日アルゼンチン経済フォーラム」が開催され,アルゼンチン新政権の経済運営に対する日本側の官民の期待が示された。また,今次訪日に併せて,官民貿易投資合同委員会の設置に関する覚書の署名が交換された。

1 日程

(1)ミケティ副大統領は11日,安倍総理を表敬し,JOGMEC,JOIN,JBIC,JETRO各関係者と会談したほか,日本・アルゼンチン友好議連との昼食会に参加した。

(2)12日には,黄川田外務大臣政務官の表敬を受け,山崎参議院議長との会談(ミケティ副大統領は上院議長を兼任)を行い,「日アルゼンチン官民経済フォーラム」(経産省/JETRO/日亜経済委員会主催)に参加した。同フォーラム終了後,林経済産業大臣との会合及び覚書の交換を行った。同日夕刻のアルゼンチン側主催レセプションでは武藤外務副大臣が挨拶した。

(3)13日には,麻生副総理及びJICA関係者と会談し,メディア各社によるインタビューに応じた。

2 主な表敬・会談

(1)安倍総理表敬(11日夕)

(2)麻生副総理との会談(13日午前)

麻生副総理より,アルゼンチン新政権の経済運営,国際金融市場への復帰を歓迎し,IMFとの関係の更なる改善,日本企業にとって良好な投資環境の発展に期待する旨述べた。

ミケティ副大統領より,アルゼンチンは貧困削減,雇用創出のために多くの投資が必要であるとして,日本企業の投資への高い期待を表明した。副総理と副大統領は,日本政府による支援とアルゼンチン政府による投資受入の取組の波長を合わせて進めることの重要性について一致した。

3 評価

経済関係の強化

今般のミケティ副大統領の訪日では,副大統領やアルゼンチンの経済関係省高官から,アルゼンチンの新政権の経済政策や日亜経済関係強化の機会について説明が行われ,新しいアルゼンチンの姿を日本の政府関係者及び企業関係者が知る好機となった。経済関係の発展のために両国政府が協力して取組を進めることが確認された。

友好議員連盟等を通じた議員間交流の開始

ミケティ副大統領(上院議長を兼任)は山崎参議院議長との会談,日・アルゼンチン友好議員連盟(会長:鳩山邦夫衆議院議員)との昼食会に参加し,今後両国友好議員連盟等を通じた議員交流の活発化が確認された。
なお,本年10月に大島衆議院議長の招待でモンソー下院議長の訪日が予定されている。

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