中南米

安倍昭恵総理夫人の中南米訪問(概要)

平成26年8月11日

英語版 (English)

 平成26年7月25日~8月4日まで,安倍総理夫人は安倍総理とともに中南米・カリブ5カ国6都市を訪問しました。各国ごとの概要は以下のとおりです。安倍総理夫人は,施設の訪問や現地で活躍する日本人・日系人の方々等との懇談を通して,(1)女性が輝き,誰もが安心して暮らせる社会作り,(2)日本とのつながりを持つ人々への応援,(3)日本語や日本文化を通じた文化交流の強化の3つを中心とした今回の訪問の発信メッセージを伝え,日本と訪問国の交流の強化に努めました。

【訪問先等一覧】

1 メキシコ(7月25日~27日)
(1)アンヘリカ・リベラ・デ・ペニャ大統領夫人との懇談(7月25日)
(2)日本メキシコ学院(リセオ)訪問(7月25日)
(3)活躍する日本人・日系人女性との懇談(7月25日)
(4)活躍する日本人・日系人女性との懇談(7月26日)
2 トリニダード・トバゴ(7月27日~28日)
(1)西インド諸島慈善訓練・作業所訪問(7月27日)
(2)西インド諸島大学セント・オーガスティン校訪問(7月28日)
(3)スプリングベール・ヒンドゥー小学校訪問(7月28日)
(4)カリブ漁業訓練・開発所(7月28日)
3 コロンビア(7月28日~30日)
(1)セレスエラ花農園訪問(7月29日)
(2)モスケラ市コミュニティー・センター訪問(7月29日)
(3)ロドリゲス・デ・サントス大統領夫人との懇談(7月29日)
(4)ルイス・アンヘル・アランゴ図書館訪問(7月29日)
4 チリ(7月30日~31日)
(1)国立サン・ボルハ病院訪問(7月30日)
(2)サンティアゴ大学訪問(7月31日)
5 ブラジル(7月31日~8月2日)
(1)ブラジリア日本語普及協会(ブラジリア,8月1日)
(2)カテドラル訪問(ブラジリア,8月1日)
(3)公文教室訪問(ブラジリア,8月1日)
(4)ブラジル日本移民百周年記念モニュメント及び「桜祭り」訪問(サンパウロ,8月2日)
(5)社会福祉法人救済会「憩の園」訪問(サンパウロ,8月2日)
(6)活躍する日系人女性との懇談(サンパウロ,8月2日)
(7)サンタクルス病院訪問(サンパウロ,8月2日)
(8)リベルダージ地区(東洋人街)訪問(サンパウロ,8月2日)
(9)ブラジル日本語センターとの懇談(サンパウロ,8月2日)

【概要】

1 メキシコ(7月25日~27日)

  • 大統領夫人との懇談
  • 日本メキシコ学院訪問
  • 日本人・日系人との懇談

(1)アンヘリカ・リベラ・デ・ペニャ大統領夫人との懇談

 安倍総理夫人は,アンヘリカ・リベラ・デ・ペニャ大統領夫人とともにキュレーターから宮殿内の壁画について説明を受けました。メキシコの壁画芸術は,文字の読めない国民にも共通の歴史認識,国民意識を伝えるものとして誕生したものです。その後,安倍総理夫人は,リベラ・デ・ペニャ大統領夫人と懇談しました。
 冒頭,リベラ・デ・ペニャ大統領夫人から安倍総理夫人に歓迎の意が表され,安倍総理夫人からは昨年4月のペニャ・ニエト大統領夫妻の訪日以来の再会を嬉しく思うと伝えました。また,リベラ・デ・ペニャ大統領夫人から安倍総理夫妻の中南米訪問先にメキシコを選んでいただき感謝すると述べ,安倍総理夫人は日本には東京以外にもすばらしい場所がたくさんあるので,次に訪日される際は地方都市も訪問いただきたいと応えました。

(2)日本メキシコ学院(リセオ)訪問

 安倍総理夫人は,開校以来37年間,日本とメキシコ両国民の相互理解,国際人の育成を念頭に,日墨双方の教育システムに則った教育を実践している日本メキシコ学院(リセオ)を訪問し,児童生徒から「メヒコリンド(美しいメキシコ)」の合唱とともに出迎えを受けました。その後,平居日本コース総校長の案内を受けながら,両国の児童生徒とともにメキシコダンスや折り紙に参加しながら交流しました。
 また,安倍総理夫人は,「皆さんが,将来,日本とメキシコの架け橋となってくれることを願っています。」と挨拶し,同校及び2013年1月に創設されたグアナファト補習校へ「昭恵文庫」と安倍総理の書いた「夢」という字が彫られた瓦の置物を贈呈しました。

(3)活躍する日本人・日系人女性との懇談

 安倍総理夫人は,メキシコでの日本語教育,学術,日本文化紹介,文化交流の分野で活躍する日本女性及び日系人女性と懇談し,いかにメキシコで日本語・日本文化を普及していくかという課題,日本とメキシコの双方の良さを生かした人材育成など,各人のこれまでの活動,日本メキシコ交流の強化に向けた取り組みについて意見交換を行いました。

(4)活躍する日本人・日系人女性との懇談

 安倍総理夫人は,メキシコで日本文化,芸術,文化交流,政治,社会福祉の分野で活躍する日本人及び日系人女性と懇談しました。冒頭,安倍総理夫人から「日本から移住されたみなさまのおかげで日本とメキシコは良い関係を築いており,日本のことを大切にしながら両国の架け橋となっていただいていることに感謝します。」と伝えたところ,参加者からは,これまでの苦労話のほか,日本人にもっとメキシコを知ってもらう取り組みを行っていることなどの紹介がありました。

2 トリニダード・トバゴ(7月27日~28日)

  • 西インド諸島慈善訓練・作業所訪問
  • 西インド諸島大学セント・オーガスティン校訪問
  • スプリングベール・ヒンドゥー小学校訪問
  • カリブ漁業訓練・開発所訪問

(1)西インド諸島慈善訓練・作業所訪問

 安倍総理夫人は,障害者や非行少年のための職業訓練を実施している西インド諸島慈善訓練・作業所(Goodwill Industries of the West Indies)を訪問し,トリニダード・トバゴの国民楽器であるスティール・パンでの君が代演奏で出迎えられました。安倍総理夫人は,バーバラ・アレンCEOから「日本の総理夫人を初めてお迎えできて光栄です。」との挨拶を受けた後,生徒たちが職業訓練の一環として日頃取り組んでいるスクリーン印刷のデモンストレーションを見学した後,実際に体験し,また,富士山や日本地図をモチーフとしたガラス・エッチングのデモンストレーションや生徒たちが制作した家具などを見学しました。
 その後,安倍総理夫人は生徒が絵本を読み上げる声に耳を傾け,パズルなどを一緒に行いながら,生徒たちと交流を行いました。また,この生徒たちとの交流の様子は別室で待機していた生徒たちの保護者たちにも実況中継され,それを知った安倍総理夫人は別室に直接赴き,保護者たちにも直接挨拶しました。

(2)西インド諸島大学セント・オーガスティン校訪問

 安倍総理夫人は,日本語講座を開設している西インド諸島大学セント・オーガスティン校を訪問しました。安倍総理夫人は,クレメント・サンカット学長から日本の大学との連携を進めようとしているとの説明があり,「日本の総理大臣夫妻のトリニダード・トバゴ訪問を契機にそうした協力が進むことを期待します。」と応じました。また,同大学に対する「昭恵文庫」贈呈式を行いました。
 その後の日本語講座受講生との懇談では,受講生から日本語で自己紹介を行い,「日本語・日本文化,とくに着物が好きです。」と述べた受講生や,「私はトリニダード・トバゴ人ですが,心は留学した富山人です。」と話した受講生もいました。安倍総理夫人からは,「勉強した日本語を活かしてぜひ日本に来てください。」と激励しました。

(3)スプリングベール・ヒンドゥー小学校訪問

 安倍総理夫人は首都ポート・オブ・スペインから車で1時間ほどの距離にある,スプリングベール・ヒンドゥー小学校近郊の民家を訪問しました。民家では「日本の総理大臣夫人に来ていただくことはとても光栄です。」との挨拶を受け,トリニダード・トバゴで良く食べられている「マンゴー・チョウ」をごちそうになったほか,普段の暮らしぶりや今回の訪問について地元の方々と歓談しました。
 その後,安倍総理夫人は,スプリングベール・ヒンドゥー小学校を訪問しました。両国国旗を振る児童たちに迎えられた安倍総理夫人は児童から花の首飾りをかけられるなど歓迎を受けました。その後,安倍総理夫人は同校にゆかりがあるスールージュラタン・ランバチャン公共事業・インフラストラクチャー大臣(前外務大臣として訪日経験あり)及びインダール・バグワンディーン同小学校校長と懇談し,同校長から日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力でのビニールハウス供与に対するお礼が伝えられたほか,同小学校の活動などにつき説明を受けました。また,安倍総理夫人からは,「みなさんにはぜひ日本を知って日本を好きになってもらいたいです。」と伝えました。その後,日本の支援で供与されたビニールハウスを見学し,児童と昼食を一緒にとりながら交流しました。

(4)カリブ漁業訓練・開発所

 安倍総理夫人は,地元及び地域の国々に対し,水産関係の訓練を実施しているカリブ漁業訓練・開発所を訪問しました。テュリア・アイブル同施設所長,チェリル・ヘインズ国土・海洋問題省次官の出迎えを受けた安倍総理夫人は,施設の概要につき説明を受けた後,研修生や日本人専門家の石田光洋氏及び三国成晃氏と懇談しました。日本人専門家からは,カリブ諸国は国の規模が小さく,設備の整った訓練所が作れない中,この研修所は英語圏カリブ諸国から広く研修生を受けている施設です。」との説明を受けました。安倍総理夫人からは,「日本人専門家に教わる技術を十分に吸収して充実した研修を行ってください。」と研修生を激励しました。

3 コロンビア(7月28日~30日)

  • セレスエラ花農園訪問
  • モスケラ市コミュニティー・センター訪問
  • 大統領夫人との懇談
  • ルイス・アンヘル・アランゴ図書館訪問

(1)セレスエラ花農園訪問

 安倍総理夫人は,日本への輸出も多く,女性の雇用に積極的なセレスエラ花農園を訪問しました。安倍総理夫人は出荷場を見学した後,職員と懇談し,安倍総理夫人から,「こちらの花農園で栽培された花々が日本にも輸入されていると聞いており,私が好きで買っているカーネーションもこの農園から出荷された花があったかもしれませんね。」と伝えると,職員が「日本は世界で最も高い品質が求められる市場であり,私たちの農園から日本の市場に花を輸出できていることを誇りに思っています。」と応じるなどやりとりがありました。
 また,同農園が多くの女性従業員,中でもシングルマザーを積極的に雇用しておりその子女の労働も受け入れていることについて,安倍総理夫人は,「この農園が女性を支援する方針を貫いていること,また実際に女性従業員が生き生きと働いている姿に感動しました。」と述べたところ,リカルド・サンペール同農園代表は,「経営者と労働者が1つの家族としてこれからもがんばっていきたいと思います。」と抱負を述べました。

(2)モスケラ市コミュニティー・センター訪問

 安倍総理夫人は,単身世帯の児童・生徒を中心にほぼ無償で食事を提供しているモスケラ市コミュニティー・センターを訪問しました。このセンターはヌトゥリインファンティル財団により運営され,モスケラ市及びフンサ市において,2~14歳までの児童・生徒に,ほぼ無償で食事を提供しています。また,食事時間以外は,託児所的機能を果たす一方,保護者向けのセミナー等を開催しています。
 到着時,安倍総理夫人は歓迎の垂幕を持った子供たちに出迎えられた後,施設内で子供たちと贈り物の日本のおもちゃで遊びながら交流しました。最後に,安倍総理夫人は,子供たちによる打楽器の演奏や民族音楽にのせた踊りによる歓迎を受け,一緒に楽しみました。モスケラ市コミュニティー・センター長からは,「安倍総理夫人の訪問は大変励みになります。」との謝意が伝えられました。

(3)ロドリゲス・デ・サントス大統領夫人との懇談

 安倍総理夫人は,大統領府においてマリア・クレメンシア・ロドリゲス・デ・サントス大統領夫人と懇談しました。幼児教育に強い関心を有しているロドリゲス・デ・サントス大統領夫人からは,この問題はコロンビア政府全体の大きな目標であるとして,これまでの日本の支援への謝意が表明されたのに対し,安倍総理夫人から,「教育問題の重要性は世界共通の課題であり,日本として友好国であるコロンビアの取組を支援できることをうれしく思います。」と述べました。安倍総理夫人からは,「2008年に訪問して以来のコロンビア訪問となりましたが,治安の改善などを実際に感じることができました。このことを日本でも伝えて,ぜひ多くの日本人にもコロンビアを訪問してもらい日本とコロンビアの交流がますます深まるよう願っています。」と伝えました。

(4)ルイス・アンヘル・アランゴ図書館訪問

 安倍総理夫人は,国内最大の図書所蔵数を誇り,日本から文化無償資金協力で視聴覚機材の供与を受けたこともあるルイス・アンヘル・アランゴ図書館を訪問しました。アレクシス・デ・グレイフ図書館長に迎えられた安倍総理夫人は,参集した日本語学習者と懇談しました。参加者たちは日本語で自己紹介した後,日本語の勉強を始めたきっかけなどについて話しました。安倍総理夫人からは,「遠くコロンビアで日本語を学習している方々がいることを大変うれしく思います。みなさんが日本とコロンビアの架け橋となって,また,みなさんが日本の良さを,日本人を含めたさまざまな方に発信していって欲しいと思います。」とのメッセージを伝えました。また,「昭恵文庫」寄贈式を行い,安倍総理夫人から,「今回の寄贈を通じてより多くのコロンビア人が日本について関心を持ってもらえればうれしいです。」と伝えました。

4 チリ(7月30日~31日)

  • 国立サン・ボルハ病院訪問
  • サンティアゴ大学訪問

(1)国立サン・ボルハ病院訪問

 安倍総理夫人は,JICAと東京医科歯科大学の医師により,40年にわたり胃がんや大腸がんの早期発見の技術協力を実施している国立サン・ボルハ病院を訪問しました。安倍総理夫人は,花束の贈呈で迎えられた後,草の根・人間の安全保障無償資金協力の完成式に出席しました。完成式では,アルフォンソ・ホルケラ病院長から,「安倍総理夫人の出席及び日本からのこれまでの支援に感謝します。40年以上続く日本との友情関係を引き続き強化し,チリ首都圏住民が統合的な医療を受けられるよう,尽力していきたいです。」と挨拶しました。また,安倍総理夫人は,「55年前に安倍総理の祖父がチリを訪問したのと同じ日にチリを訪問することができ,喜んでいます。今回の内視鏡の供与によって,チリの多くの方々が検診を受け,がんによって亡くなる方が減ることを期待します。」と述べました。引き続き,東京医科歯科大学関係者からチリでの活動状況報告及びクリニカ・ラス・コンデス(CLC)から大腸がんプロジェクトの説明があり,その後安倍総理夫人は,プロジェクト関係者と懇談しました。

(2)サンティアゴ大学訪問

 安倍総理夫人は,サンティアゴ大学を訪問しました。同大学では南米スペイン語圏における高等教育機関の中で唯一正式専攻課程として日本語教育が行われています。また,昨年9月には三笠宮彬子女王殿下も訪問されました。
 初めにフェルナンダ・クリ学長代行から,「今回の安倍総理夫人の訪問に心から感謝します。」との歓迎の挨拶がありました。安倍総理夫人は,「日本から遠いチリの学生が熱心に日本語を勉強されているとうかがい,日本人として大変嬉しく思っています。今回の総理の訪問を機会に,日本とチリの友好関係がさらに深まることに期待したいと思います。」と話しました。また,「昭恵文庫」の贈呈が行われ,安倍総理夫人からは「寄贈する本でさらに日本を好きになってほしいと思います。また,合わせて寄贈する瓦の置物には安倍総理の『夢』という文字が刻まれていますが,みなさまの『夢』を忘れないでいてください。」と伝えました。その後,安倍総理夫人は,出席した全員の学生と意見交換を行い,学生の流暢な日本語に驚きながら,和やかに学生と懇談しました。

5 ブラジル(7月31日~8月2日)

  • ブラジリア日本語普及協会訪問
  • 「桜祭り」訪問
  • 社会福祉法人救済会「憩の園」訪問
  • 日本人・日系人との懇談

(1)ブラジリア日本語普及協会

 安倍総理夫人は,ブラジリア日本語普及協会を訪問し,三分一(さんぶいち)貴美子理事長及び草月スタディグループのジラ・ライムンド代表から活動紹介がありました。同協会は,ブラジル中西部の日本語教育の拠点であり,日本語教室の運営に加え,日本文化教室や日本文化祭も開催しています。
 安倍総理夫人は「日本とブラジルはすでに長い友好関係がありますが,今回の安倍総理のブラジル訪問を契機に,日本人がブラジルをより理解し,両国の友好関係がさらに親密化することを期待しています。また,日系人の方々が美しい日本語を話されていることに感銘を受けました。」と伝えました。また,安倍総理夫人は日本語普及協会の活動がさらに発展するようにとの願いをこめて,「昭恵文庫」の贈呈も行いました。最後に,安倍総理夫人は,書道教室及び生け花教室の作品を鑑賞し,それぞれの作者と交流しました。

(2)カテドラル訪問

 安倍総理夫人は,ブラジリアのカテドラルを訪れ,アルブケルケ神父の案内で,カテドラルの天使像やブラジル及びブラジリアの守護聖人である「アパレシーダの聖母」像などを見学しました。このカテドラルは,ブラジル人建築家,オスカー・ニーマイヤー氏により設計され,曲線美を特徴とするブラジリア建築を代表する建物です。

(3)公文教室訪問

 安倍総理夫人は,算数,英語,ポルトガル語を教えている公文教室を訪問し,喜多川南米公文教育研究会社長等の案内で,活動の紹介を受けました。公文式教室は,1977年にブラジル南部のパラナ州ロンドリーナ市に第一号教室が開設されて以降,ブラジルに根を張り,学習塾の草分け的存在となっており,学習者数は16万人を超えています。
 安倍総理夫人は,公文教室で学んでいる生徒たちと交流したほか,瓦の置物を贈呈し,「これには安倍総理が書いた『夢』という字が彫ってあり,みなさんもそれぞれの『夢』を忘れずにがんばってください。」と生徒たちを激励しました。

(4)ブラジル日本移民百周年記念モニュメント及び「桜祭り」訪問

 安倍総理夫人は,サンパウロ市内のカルモ公園を訪問し,ブラジル日本移民百周年記念モニュメントと桜祭りを見学しました。ブラジル日本移民百周年モニュメント「夢と感謝」は,彫刻家の絹谷幸太氏が,ブラジル日本移民百周年を記念し両国の更なる相互理解と文化交流のシンボルとして制作したものです。桜祭りは,カルモ公園桜イペー連盟が主催し,毎年開催されており,今年で36回目となります。同連盟の矢野ペドロ会長のご案内で桜祭りを見学した安倍総理夫人は,「日系人もブラジル人も日本人と同じように桜の下で楽しんでいるのを拝見して嬉しく思います。」と挨拶し,同連盟からは「今回安倍総理夫人に植えていただいた桜の木を日本とブラジルの絆の証として大切に育てていきます。」との応えがありました。

(5)社会福祉法人救済会「憩の園」訪問

 安倍総理夫人は,吉安園子会長の案内の下,社会福祉法人救済会「憩の園」を訪問しました。資料室で「憩の園」の歴史について説明を受けた後,職員の方々の紹介を受け,また特別養護老人棟では,高齢者の方々と言葉を交わしました。安倍総理夫人は,「日本から遠く離れたブラジルに移住したみなさまのご苦労を忘れず,みなさんが誇りに思えるような日本となるよう努力したいと思います。」と述べ,高齢者の方々のこれまでの貢献に敬意を表しました。

(6)活躍する日系人女性との懇談

 安倍総理夫人は,青木智栄子・ブルーツリーホテルグループCEO宅において,活躍する日本人・日系人女性との昼食をともにしました。昼食会には,青木氏のほか,文化,教育,経済,芸術,グルメ,スポーツといった様々な分野で活躍されている日系人女性の方々が参加しました。
 出席者の方々からは,これまでの苦労や現在の活躍の様子などについて話がありました。安倍総理夫人からは,「日本でも女性が輝く社会を目指しており,みなさまの経験を伺って大変刺激を受けました。」と伝えました。そのほか,昼食会では,日本人とブラジル人の違いや,ブラジル独特の習慣,日本とブラジルの更なる経済強化について,会話が弾みました。

(7)サンタクルス病院訪問

 安倍総理夫人は,レナト・イシカワ理事長の案内により,サンタクルス病院を訪問しました。病院前で桜の木の記念植樹を行った後,同病院で働く日系人医師と懇談しました。安倍総理夫人からは「多くの日本人,日系人がサンタクルス病院を頼りにしてきたことと思います。これからもがんばっていただきたいと思います。」と挨拶し,日系人医師からは,「日本人・日系人のみならず,地域住民のためにサンタクルス病院で働けることを,日本人として,医師として,誇りに思います。」といった話がありました。訪問の最後には,安倍総理夫人の訪問を記念し病院が作成したプレートの除幕が行われました。

(8)リベルダージ地区(東洋人街)訪問

 安倍総理夫人は,呉屋春美ブラジル日本文化協会副会長の案内により,東洋人街として知られる,サンパウロ市内のリベルダージ地区を訪問しました。安倍総理夫人は,日本とブラジルの国旗を振った子供たちに迎えられ,多くの人で賑わうリベルダージ地区を大勢の人に囲まれながら散策しました。

(9)ブラジル日本語センターとの懇談

 安倍総理夫人は,ブラジル日本語センターの板垣勝秀理事長,丹羽義和事務局長と懇談し,同センターに「昭恵文庫」を贈呈しました。

(参考)「昭恵文庫」
 安倍総理夫人は,訪問国における日本語学習,そして日本文化の更なる普及や交流の促進に役立つようにとの願いから,関連団体の協力を得て,海外訪問先の日本人学校や日本文化のプログラムプログラムを実施する学校や大学に日本関連書籍や日本語教材を寄贈しています。


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