メキシコ合衆国
デ・ラ・マドリッド・メキシコ外国貿易銀行総裁による中山外務副大臣表敬
平成27年3月24日



本23日午後16時40分から,中山泰秀外務副大臣は,訪日中のエンリケ・デ・ラ・マドリッド・コルデロ・メキシコ外国貿易銀行総裁による表敬を受けたところ,概要以下のとおりです。
- 冒頭,中山副大臣から,メキシコのオピニオンリーダーとして著名なデ・ラ・マドリッド総裁の訪日を心より歓迎すると述べるとともに,本年は日墨経済連携協定(EPA)発効10周年となるが,両国の経済関係はEPAの成功を基礎に,貿易・投資が順調に拡大している,特に,近年は中央高原地帯(バヒオ地域)を中心に自動車関連企業の進出が顕著であり,こうした前向きな動向を背景に,現在,国会にて予算等審議中であるが,成立すれば明年にレオン総領事館が開館できる予定と述べました。またペニャ・ニエト政権が驚異的なスピードでエネルギー改革を始め様々な構造改革を推進してきたことを高く評価するとともに,昨年の安倍総理訪墨の効果もあり,日本企業のメキシコに対する関心は極めて高まっているところ,今後,エネルギー分野をはじめとするインフラ整備や航空宇宙産業,医療技術等の分野を通じて,メキシコとの更なる関係強化を期待したい旨述べました。
- これに対し,デ・ラ・マドリッド総裁より,今回の訪問は,釜山で行われる米州開発銀行(IDB)総会へ出席するので,その機会を利用して会議前に日本に来たが,日本訪問の度に新たな発見があり,学びの場ともなっていると述べるとともに,相互補完関係にある日本とメキシコの二国間関係は,極めて良好に発展している等述べました。また,ペニャ・ニエト政権が進める各種構造改革の成果を通じてメキシコへの更なる日本企業の進出を期待する,引き続き両国交流の強化を図っていきたい等述べました。