グアテマラ共和国

山口泰明衆議院議員は1月12日から15日にかけてグアテマラを訪問し，アレハンドロ・エドゥアルド・ジャマテイ・ファジャ・グアテマラ共和国大統領（H. E. Dr. Alejandro Eduardo GIAMMATTEI FALLA, President of the Republic of Guatemala）就任式典に我が国特派大使として出席するとともに，同大統領等と会談しました。概要は以下のとおりです。

1. 1月14日，山口特派大使は，国立劇場で行われたジャマテイ大統領就任式に参列しました。就任式には，コルティソ・パナマ大統領，ドゥケ・コロンビア大統領など中南米各国からの代表，ロス米商務長官を始め多数の要人が出席しました。
2. 同日，山口特派大使は，ジャマテイ大統領と約20分間会談しました（ブロロ外相等同席）。山口特派大使から，大統領就任に対する祝意を表明しつつ，天皇陛下からの祝辞を伝達するとともに，安倍総理からの祝意表明の親書を手交しました。またジャマテイ新政権との間で，引き続き，日・グアテマラ間の良好な二国間関係並び国際場裡における協力関係を継続したい旨述べるとともに，外交関係樹立85周年，グアテマラ初の人工衛星打ち上げへの日本の協力，さらに東京オリンピック・パラリンピックを契機とする交流等一層の二国間関係の活発化に期待を表明しました。ジャマテイ大統領は，日本からの協力に謝意を表しつつ，重要な友好国である日本との一層の協力関係強化に尽力したい旨述べました。さらに山口特派大使からは，北朝鮮を始めとする現下の東アジア情勢に関する我が国の立場について説明し，意見交換を行いました。
3. 山口特派大使は，13日，モラレス前大統領と約20分間会談し，同前大統領の即位の礼参列およびホベル前外相（同席）の昨年3月の第5回国際女性会議（WAW）への出席に謝意を表明しました。またグアテマラ初の人工衛星打ち上げへの協力，東京オリピック・パラリンピックのホスト・タウンの奈良県田原本町への決定など，幅広い分野において日・グアテマラ関係が一層緊密化した旨表明しました。モラレス前大統領は，在任中に二国間関係を強化できたことは喜ばしい，宇宙分野での科学技術協力を続けていきたい，日本企業のグアテマラへの進出も期待したい旨述べました。
4. その他，山口特派大使は，式典に出席した各国要人との間で挨拶を交わしたほか，グアテマラにおいて様々な分野で活躍する在留邦人等との意見交換を行いました。加えて，日本政府による技術協力「警察人材育成プロジェクト」実施サイトであるグアテマラ市北部チナウトラ市を訪問し，殺人件数の大幅な減少，警察に対する信頼度改善等成果が出つつある現状につき視察しました。