ドミニカ共和国
武井外務副大臣のドミニカ共和国訪問(結果)
7月20日から21日まで、武井俊輔外務副大臣はドミニカ共和国を訪問し、政府要人等と意見交換を行いました。概要は以下のとおりです。
1 ドミニカ共和国政府要人への表敬・会談等
(1)アビナデル大統領表敬(21日)


武井外務副大臣は、21日、ルイス・アビナデル大統領(H.E. Mr. Luis Rodolfo Abinader Corona, President of the Dominican Republic)を表敬し、経済、経済協力を含め二国間関係及び国際場裡における協力の一層の強化等について意見交換するとともに、ドミニカ共和国における日本人移住者に対する支援に感謝しつつ、引き続きの支援をお願いする旨述べました。
(2)ペーニャ副大統領表敬(20日)

武井外務副大臣は、20日、ラケル・ペーニャ副大統領(H.E. Ms. Raquel PEÑA RODRÍGUEZ, Vice President)を表敬し、本年4月の同副大統領の訪日を契機に二国間関係が一層強化されていることに触れつつ、二国間関係及び国際場裡における両国間協力の一層の強化について確認しました。また、ドミニカ共和国における日本人移住者に対する支援に感謝しつつ、引き続きの支援をお願いする旨述べたほか、ALPS処理水の海洋放出に関し、IAEAの包括報告書における評価にも言及しつつ日本の立場を説明し、先方の理解と支持を得ました。
(3)アルバレス外相との会談(21日)

武井外務副大臣は、21日、ロベルト・アルバレス外相(H.E. Mr. Roberto Alvarez Gil, Minister of Foreign Affairs)と会談しました。武井副大臣からは、両国は価値と原則を共有する重要なパートナーであり、今後とも経済、経済協力等幅広い分野で友好協力関係を一層発展させていきたい旨述べるとともに、ALPS処理水の海洋放出について説明しました。また、ドミニカ共和国における日本人移住者に対する支援に感謝しつつ、引き続きの支援をお願いする旨述べました。アルバレス外相からは、日本からの支援に対する謝意が表明されるとともに、ドミニカ共和国は日本との関係を重視しており、幅広い分野で両国の関係を一層強化したい旨述べました。双方はさらに、地域情勢や国際社会の課題等を踏まえ、国際場裡における協力についても意見交換しました。
(4)ドミニカ共和国における政府・経済関係者との昼食会

武井外務副大臣は、20日、ミゲル・ヌニェス前外務省官房長(Mr. Miguel Antonio Núñez Herrera, Ex-Chief of Cabinet of the Ministry of Foreign Affairs)の呼びかけによるドミニカ共和国の商工省・外務省の幹部、経済界、日系企業関係者等との昼食会に出席し、官民の連携の下、両国の貿易・投資を一層拡大していくことを含めた、幅広い二国間関係の強化に向けた方策について意見交換を行いました。
2 懇談及び視察等
(1)日本人移住記念碑への献花・日系人団体との懇談

武井外務副大臣は、20日、日本人移住記念碑において献花を行うとともに、日系人団体代表等との懇談を行い、日本人移住者が幾多の苦難を乗り越え、ドミニカ共和国各地で深い信頼を勝ち取り活躍してきた歩みに敬意を表するとともに、日系社会の状況や今後の協力のあり方について意見交換を行いました。
(2)経済協力案件の視察等

武井外務副大臣は、20日、ドミニカ共和国にて活躍するJICA専門家・海外協力隊員と懇談・激励したほか、21日、日本が機材供与等を通じて支援を行ってきた複合病院ルイス・アイバール衛生都市の視察等を行いました。
(3)その他

このほか、武井外務副大臣は、20日、長年に亘りスポーツを通じ両国の相互理解の促進に貢献している広島カープ・アカデミーを視察し、練習生を激励しました。