キューバ共和国
岸田外務大臣によるラウル・カストロ国家評議会議長及びフィデル・カストロ前国家評議会議長表敬



5月2日(土曜日),キューバを訪問中の岸田文雄外務大臣は,現地時間17時頃(日本時間5月3日(日曜日)6時頃)から約50分間,ラウル・カストロ・ルス国家評議会議長(H. E. Mr. Raúl CASTRO RUZ, President of the Council of State of the Republic of Cuba) を表敬しました。また,岸田大臣は引き続き,5月2日(土曜日)現地時間18時30分頃(日本時間5月3日(日曜日)7時30分頃),フィデル・カストロ・ルス前国家評議会議長(Mr. Fidel CASTRO RUZ, former President of the Council of State of the Republic of Cuba)を表敬しました。表敬の概要は以下のとおりです。
1 岸田大臣からは,日本の外務大臣として初めてキューバを訪問することができ嬉しく思っていると伝えるとともに,午前中のロドリゲス外務大臣との外相会談において,両国関係を新しい段階に引き上げるため,対話と協力の強化に合意した旨伝えました。
2 ラウル・カストロ議長からは,岸田大臣の歴史的なキューバ訪問を心から歓迎する,経済関係を含め,幅広く二国間関係を一層強化していきたい旨発言がありました。具体的には,債務問題,経済社会制度の現代化,米国・キューバ関係などに話題が及びました。
3 フィデル・カストロ前議長からは,キューバ訪問を歓迎する旨述べるとともに,2003年に広島を訪問したことを始め,訪日した際の思い出や,核兵器被害についての発言がありました。また,防災,農業等の話題が上がったほか,日本について,日本人は大変勤勉である,日本製品は優秀である,日本とは常に友好関係であった,といった発言がありました。