キューバ共和国

平成27年5月3日

 5月2日(土曜日),キューバを訪問中の岸田文雄外務大臣は,現地時間12時頃(日本時間5月3日(日曜日)1時頃)から約2時間,ブルーノ・エドゥアルド・ロドリゲス・パリージャ外務大臣(H. E. Bruno Eduardo Rodríguez Parilla, Minister for Foreign Affairs of the Republic of Cuba)主催昼食会に出席しました。昼食会での懇談の概要は以下のとおりです。

1 冒頭,ロドリゲス大臣から,今回は,多くの行事が集中する時期にお迎えすることとなったが,次回はもう少し閑散とした時期にゆっくりといらしていただき,ハバナから離れた美しいところも訪問してほしい,日本を訪問したことは楽しい思い出,国連大使時代は時間があった,広島はとても印象深かった等の発言がありました。

2 岸田大臣からは,自分の故郷である広島を訪問してくれたことは光栄である旨述べたところ,ロドリゲス大臣は,フィデル・カストロが国家評議会議長時代の2003年に広島を訪問した際,献花をしたその場所から国連代表部大使であった自分に電話をしてきた,感銘を受けている様子が伝わってきた等述べました。

3 米キューバ関係改善について,改めて岸田大臣から歓迎と進展への期待を示したところ,ロドリゲス大臣は,外交関係再構築に向けては幾つかの進展があり,引続きオバマ大統領と協議をしていく,二国間関係の正常化には,米国からの経済封鎖が解除される必要がある等述べました。

4 このほか,地域情勢・国際情勢について広く意見交換をしました。


キューバ共和国へ戻る