中南米

平成28年3月1日
2月29日15時45分から約30分間,黄川田仁志外務大臣政務官は,訪日中のディダカス・ジュールズ東カリブ諸国機構(OECS)事務局長(Dr. Didacus Jules, Director General of OECS)と,会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭
黄川田政務官から,ジュールズOECS事務局長の訪日を歓迎するとともに,日本と東カリブ諸国との間では民主主義,法の支配といった基本的価値を共有し,日本はカリブ諸国を国際社会における重要なパートナーとして重視している旨述べました。ジュールズ事務局長は,日本側の温かい歓迎に感謝すると共に,日・OECS関係の深化と強化を目的として訪日した旨述べました。

2 日・OECS関係
黄川田政務官から,日本はOECSとの関係の強化のために本年1月にバルバドスに大使館を開設した旨及びこの機会に様々なレベルでの往来が活性化することを期待する旨述べました。また,日本も台風を始めとする自然災害を経験している国として,カリブの国々が自然災害に対して脆弱であることを理解しており,その上での支援を検討していきたい旨述べました。
ジュールズ事務局長は,在バルバドス日本大使館の開設により日・OECS間の交流が深化することを歓迎する旨述べました。また,日本は災害に対する管理がよくできている国であり,自然災害に対して脆弱な東カリブの諸国への支援を引き続きお願いしたい旨述べました。

3 国際社会の諸課題の解決に向けた協力
両者は,安保理改革等,国際社会の諸課題の解決に向けて引き続き協力していくことで一致しました。

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