平成18年4月20日
4月20日、小泉総理大臣は、訪日中のカルヴィーティス・ラトビア首相と総理大臣官邸において会談を行ったところ、概要以下のとおり。
(1)小泉総理より、今般のカルヴィーティス首相の訪日と在京ラトビア大使館の開設に歓迎の意を表明し、これを契機としてラトビアとの二国間関係を今後更に進展させていきたい旨述べた。
(2)カルヴィーティス首相より、在京大使館の開設は、日本との関係を重視して決定したものであり、今後、政治、経済、文化、観光を含む幅広い分野での更なる二国間関係の強化を期待する旨述べた。特に、経済面ではラトビアの近年の高い経済成長率や西欧とロシアの間に位置する地理的特性等に言及しつつ、日本とラトビアとのビジネス関係が進展すること、また、日本からラトビアへの観光客が今後増加することを期待している旨述べた。
(1)小泉総理より、イラク復興支援のためのラトビアによる要員派遣を評価する旨述べたのに対し、カルヴィーティス首相より、ラトビアはEU、NATOのメンバーとしての歴史は浅いが、国際の平和と安定のための活動には積極的に参加しており、本年11月にはラトビアがNATO首脳会合を主催する予定である旨述べた。
(2)小泉総理より、国連改革について、昨年ラトビアがG4決議案の共同提案国となったことに対し謝意を表しつつ、今後とも緊密に協力していきたい旨述べた。
以上のほか、両首脳は、ラトビアにおける日本のイメージや日本食事情、両国間のスポーツ交流などに言及しつつ、和やかな雰囲気の中で、今後両国の関係を多面的に発展させていくことで一致した。