主な要人の来日日程

日・マレーシア首脳会談(概要)

平成17年5月26日

1. 日時・場所

5月25日(火曜日)12時15分~13時45分、帝国ホテル「天一」

2. 出席者

(1)当方:小泉総理、町村外務大臣、中川経産大臣、今井駐マレーシア大使

(2)先方:アブドゥラ首相、ハミド外務大臣、ラフィダ国際貿易産業大臣

3. 会談概要

(1)経済連携協定

 両首脳は、日マレーシア経済連携協定の大筋合意を確認し、今後できるだけ早く作業を進め署名できるよう、事務方で最終的な詰めを行うことを確認した。

 アブドゥラ首相より、今回の経済連携協定は包括的なものであり、東方政策により築かれてきた二国間の協力関係を更に強化していく証左となるとの発言があった。

(2)東アジア・サミット

 総理より、第1回東アジア・サミットの議長国であるマレーシアとしての今後の方向性につき質したところ、アブドゥラ首相より、ASEAN+3はCLMVの能力向上のために維持していく必要があり、東アジア・サミットはASEANあるいはASEAN+3とそれ以外の国との関係を造り、発展させるものとしたい旨、述べた。

 総理より、インド、豪州、NZが参加することは良いことだと述べ、両首脳は外相レベルで東アジア・サミットの方向性につき、議論させることにつき、一致した。

(3)マレーシア日本国際工科大学

 アブドゥラ首相より、マレーシア日本国際工科大学設立構想は前進している旨、説明があり、両首脳は二国間のみならずASEANにとっても重要な構想であるという認識で一致した。

(4)カブトムシ交流

 総理より、日本でカブトムシを通じてマレーシアと友好を深めている町の紹介があり、アブドゥラ首相より、日本の子供たちをマレーシアで受け入れたいとの提案があった。

(5)地域情勢

 中国、北朝鮮等の地域情勢につき、意見交換が行われた。

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