主な要人の来日日程

日本国とブラジル連邦共和国との間の科学技術協力に関する覚書

東京、2005年5月26日

  1. 小泉純一郎日本国内閣総理大臣及びルイース・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ・ブラジル連邦共和国大統領は(以下「両首脳」と言う。)、科学技術の分野において日伯間で協力と交流を一層進めうることで一致した。
  2. これに関し、両首脳は、1985年に発効した日伯科学技術協力協定に基づく協力を再活性化することが適当であるとの認識を共有した。
  3. 両首脳は、具体的協力分野については、将来における合同委員会の開催の可能性も考慮に入れ、今後両国間で調整していく意向を表明し、双方が特に関心を有する分野として、バイオマス、バイオテクノロジー、ナノテクノロジーを例示した。
  4. 両首脳は、日・ブラジル間での科技分野の協力は、それぞれの当局者、関係機関との間の交流、ミッションの派遣やセミナーの実施等により推進されるとの期待を表明した。
  5. 両首脳は、双方が利用可能な科学技術分野の研究活動に関するデータベースを更に活用するために必要な措置をとり、同分野での情報の交換を促進させることで一致したことを歓迎するとともに、かかる取り組みにより、両国の研究者が双方の有益な情報に相互にアクセス可能となり、もって二国間科学技術協力が発展することへの期待を表明した。
このページのトップへ戻る
前のページへ戻る | 目次へ戻る