主な要人の来日日程

日本国とブラジル連邦共和国との間の文化・教育交流に関する覚書

東京、2005年5月26日

 小泉純一郎日本国内閣総理大臣及びルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ・ブラジル連邦共和国大統領は、

 2008年の日本人のブラジル移住100周年を記念する「日本ブラジル交流年」を視野に入れ、新たに発足する「日伯21世紀協議会」が今後両国首脳に対して提出する提言に期待し、

 文化、教育・学術及び青年・スポーツの分野における交流と協力を一層促進させるために両国が共に取り組んでいくことを確認し、

 これらの分野における交流と協力の発展が、「日本ブラジル交流年」の成功並びに両国間の相互理解と信頼に立脚した伝統的友好関係の更なる増進に寄与することを期待し、

 次の基本的方向に沿って両国が文化交流を促進させていくべきであるとの認識で一致した。

  1. 日本とブラジル連邦共和国(以下「双方」という。)は、文化交流に関するハイレベルでの対話を活性化させることの重要性を確認し、対話の実施を奨励する。この文脈で、日本は、然るべき時期に文化交流担当当局幹部をブラジル連邦共和国に派遣する意思を有する。双方は、「日本ブラジル交流年」も視野に入れ、二国間文化交流推進のための具体的方策、実施体制等について意見交換、情報交換を行うことを目的として、双方の都合のよい時期に日本ブラジル文化協議を実施する意思を有する。
  2. 双方は、「日本ブラジル交流年」を記念する文化交流にかかる事業を奨励し、この目的のため、事業の準備及び実施のための情報交換及び協力の促進に努める。
  3. 双方は、両国間の文化交流の現状を基礎とし、「日本ブラジル交流年」を共に祝賀するための気運を高めるとともに、相互理解の深化及び文化交流に好ましい環境を整えるため、次の各分野における各種手段による交流を更に促進させていくことを奨励する。

(1)文化分野での交流

(2)教育分野での交流

(3)青年・スポーツ分野での交流

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