11月3日(木曜日)18時5分頃(現地時間。日本時間4日午前2時5分)から約5分間、フランス・カンヌで行われているG20カンヌサミットの会議場にて、野田総理大臣と胡錦濤中国国家主席との間で懇談が行われたところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、野田総理から、東日本大震災に際する中国からの多大な支援、特に胡錦濤主席が震災直後に北京の日本大使館に弔問・記帳に来られたことに対し、改めて心より感謝する旨述べました。これに対し、胡主席から、野田総理のご就任後、日中戦略的互恵関係を推進させると何度も発言されていること、また、ご就 任以来、震災復興を第一優先の仕事と位置づけられていることに留意している旨述べました。
- 双方は、来年の日中国交正常化40周年という節目の年を見据え、戦略的互恵関係の一層の深化と国民感情の改善に向け尽力していくことで一致しました。その中で、野田総理から、1984年の日中青年友好交流3,000人訪中団に参加したエピソードを紹介しました。
- 双方は、来週、ハワイにおいて開催されるAPEC首脳会議の際に、日中首脳会談を行うことで一致しました。
- 双方は、野田総理が双方の都合の良い時期に訪中し、その際に日中関係についてさらに深く話し合うことで一致しました。