野田総理大臣

ラオス人民民主共和国ワッタイ国際空港における
駐機エプロン及びVIP棟の引渡し式

平成24年11月4日

(英語版)
    • ラオス人民民主共和国ワッタイ国際空港における駐機エプロン及びVIP棟の引渡し式(写真提供: 内閣広報室)
      (写真提供: 内閣広報室)
    1. 11月4日,ラオスの首都ビエンチャンのワッタイ国際空港において,我が国の無償資金協力「ビエンチャン国際空港拡張計画」(供与限度総額19.35億円)により建設された駐機エプロンの引渡し式が執り行われました。式典においては,野田佳彦内閣総理大臣とラオス人民民主共和国トンシン・タンマヴォン首相(H.E. Mr. Thongsing Thammavong, the Prime Minister of Lao P.D.R.)が出席し,テープカットを行いました。
    2. 「ビエンチャン国際空港拡張計画」は,ラオスの玄関口であるワッタイ国際空港の安全性・保安体制を向上させるとともに,旅客が増加し続けている同空港の将来的な航空需要に対応する体制を整えるものです。本事業では,既存の駐機エプロンを西側に約78,000㎡分拡張したほか,国際民間航空機構(ICAO)の基準に対応するための保安検査機材等の整備も行いました。本事業は,我が国の政府開発援助(ODA)により実施されたもので,ラオス政府の強い要望に応え,今回のASEM第9回首脳会合に出席する各国首脳による使用に間に合わせるべく工事が行われてきました。
    3. 本事業により,同空港における大型航空機の受入れや将来の乗客数増大への対応が可能となり,同国のさらなる経済発展に寄与することが期待されます。
    4. また,今回の機会を捉え,上記事業に加えて我が国が過去に実施した無償資金協力の結果積み立てられた「見返り資金」により建設されたVIP棟の引渡しも行われました。
    5. 同空港に対しては,我が国としてこれまでに旅客ターミナルや管制塔の整備,太陽光発電システムの導入,空港業務に関する技術協力等,様々な面で整備・機能強化の支援を行ってきました。また,ターミナル運営にも我が国企業が関与するなど,同空港は,両国の緊密な関係を象徴する施設となっています。

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