日・シンガポール首脳会談（概要）
平成23年11月18日
（写真提供：内閣広報室）
11月18日（金曜日），ASEAN関連首脳会議出席のためにインドネシア・バリを訪問中の野田総理大臣は，15時45分頃（現地時間）から約20分間 にわたり，リー・シェンロン・シンガポール首相との間で日・シンガポール首脳会談を行ったところ，概要は以下のとおりです。
- 冒頭，リー首相から，日本とシンガポールの関係は友好的であり，今後も更に前進させていきたい旨発言があり，野田総理からは，東日本大震災に対するシ ンガポールからの支援に謝意を表明した上で，日本とシンガポールは基本的利益や考え方を共有しており，リー首相と連携を強化しつつ，地域や国際社会の諸課 題にも積極的に取り組みたい旨述べました。
- また，翌19日に開催される東アジア首脳会議（EAS）について，野田総理から地域の共通理念や基本的なルールを確認し，具体的協力につなげる首脳主 導のフォーラムとして発展させたい旨述べたのに対し，リー首相から，地域の共通理念や基本的ルールの重要性につき述べるとともに，EASにおいて協力を進 めていきたい旨述べました。
- さらに，環太平洋パートナーシップ（TPP）協定については，野田総理から，今般，日本政府として，TPP交渉参加に向けて関係国との協議に入ることとした旨を説明し，リー首相から，日本の決定を歓迎する旨発言がありました。
- 各国・地域情勢