(写真提供:内閣広報室)
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本11日(火曜日)午後5時30分から約30分間,野田佳彦内閣総理大臣は,来日中のジョン・キー・ニュージーランド首相(The Rt Hon John Key, Prime Minister of New Zealand)と総理官邸で会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,野田総理大臣から,日・ニュージーランド外交関係樹立60周年の節目にキー首相をお迎えでき喜ばしい,東日本大震災の際には多大な支援を頂いたことに改めて心から感謝する,キー首相は昨日被災地を視察されたと承知するが,震災の経験を経て両国間の強い絆を確認したい旨述べ,キー首相からも,昨年2月のクライストチャーチ地震の際の日本の迅速な支援に感謝する,改めて28名の日本人犠牲者に対するお悔やみを表明する旨述べました。
- 両首脳は,日本とニュージーランドが基本的価値を共有し,政治,経済,文化等様々な分野で利益を共にする重要なパートナーであることを確認しつつ,二国間関係,地域協力等について議論しました。特に,東アジア,太平洋島嶼国情勢につき意見交換するとともに,アジア太平洋経済協力(APEC)や東アジア首脳会議(EAS)といった地域的枠組みにおいて,緊密に協力することを確認しました。
- 環太平洋パートナーシップ(TPP)については,野田総理から,昨年11月にTPP交渉参加に向けた関係国との協議に入ることを表明した際の自分の考えは変わっていない旨説明し,キー首相からは,日本の参加を歓迎し,ニュージーランドとして,TPPは高いレベルのものとなることにコミットしている旨述べ,両首脳は引き続き緊密に連絡を取っていくことで一致しました。
- 両首脳は,両国がアジア太平洋の重要なパートナーとして,今後とも様々な課題に協力して取り組むことが重要であることを再認識しました。