(写真提供:内閣広報室)
(写真提供:内閣広報室)
本27日(水曜日)午後5時30分から午後7時過ぎまで,野田佳彦内閣総理大臣は,来日中のイヴァン・ガシュパロヴィチ・スロバキア共和国大統領(H.E.Mr.Ivan Gašparovič, Preseident of the Slovak Republic)と総理官邸において会談及び総理主催夕食会を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 二国間関係
(1)野田総理から,スロバキア大統領として初の公式訪問を歓迎するとともに,来年の外交関係樹立20周年に向けて,社会保障協定,大学間学術交流等の個別案件を通じて,良好な二国関係を発展させていきたい旨述べました。また,26日(火曜日)の大統領夫妻の東日本大震災被災地訪問及び地元小学校への義援金寄付に感謝する旨述べました。
(2)ガシュパロヴィチ大統領から,震災からの日本の素早い復興に感嘆したと述べた上で,良好な二国間関係を更に強化したい,野田総理にスロバキア訪問を招請したい旨述べました。 - 日EU関係
(1)野田総理より,日EU経済連携協定(EPA)の重要性を改めて強調するとともに,交渉開始に向けたスロバキア側の支持を要請しました。
(2)ガシュパロヴィチ大統領から,日EU・EPAの重要性に同意した上で,スロバキア国内の自動車産業の重要性に触れつつ,双方にとって利益となる協定としたい旨述べました。
(3)両首脳は,欧州債務危機に関する意見交換を行いました。 - 国際情勢
(1)両首脳は,国連安保理改革の必要性で一致し,ガシュパロヴィチ大統領は,我が国の安保理常任理事国入りへの支持を改めて表明しました。
(2)両首脳は,北朝鮮問題を含め,両国が関心を有する地域情勢について意見交換を行うととともに,国際場裡において引き続き協力していくことで一致しました。