総理大臣

エル・オトマニ・モロッコ外務・協力大臣による野田内閣総理大臣への表敬

平成24年3月5日

  • モロッコのエル・オトマニ外務・協力大臣と握手する野田総理
    (写真提供:内閣広報室)
  • モロッコのエル・オトマニ外務・協力大臣と会談する野田総理
    (写真提供:内閣広報室)

 本5日(月曜日)午後6時より約15分間,野田佳彦内閣総理大臣は,外務省賓客として来日中のサアド・ディン・エル・オトマニ・モロッコ王国外務・協力大臣(H.E. Dr. Saad Dine El Otmani, Minister of Foreign Affairs and Cooperation of the Kingdom of Morocco)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭,野田総理から,エル・オトマニ外務・協力大臣の大臣就任と初の来日を歓迎する旨述べるとともに,東日本大震災に際したモロッコからのお見舞いの言葉に感謝の意を表明しました。エル・オトマニ大臣は,今回の訪日を通じて良好な二国間関係を一層深化させていきたい旨述べるとともに,震災被害に対して改めてお見舞いの意を表明しました。

  2. エル・オトマニ外務・協力大臣は,モロッコは諸改革を通じて安定した政治状況を維持し,地域の安定のために役割を果たしていきたい旨,また,日本企業による更なる対モロッコ投資を期待している旨述べました。これに対して野田総理は,モロッコの民主化の動きを評価しており,日本としても引き続きモロッコの諸改革を後押ししていきたい,また,太陽光発電を含むエネルギー分野での協力を進めていきたい旨述べました。

  3. 野田総理とエル・オトマニ外務・協力大臣は,シリア情勢の緊迫化及び人道状況の悪化に対する懸念を共有し,状況改善のため共に取り組んでいくことで一致しました。

  4. エル・オトマニ外務・協力大臣は,モロッコとして日本と協力しつつ,アフリカ諸国への三角協力を積極的に推進していきたく,TICADの枠組みでも日本と協力していきたい旨述べました。野田総理は,2013年に横浜で開催予定の第5回アフリカ開発会議(TICAD Ⅴ)でのモロッコからの協力を期待している旨述べました。
このページのトップへ戻る
野田総理大臣 会談・訪問 |  目次へ戻る